今週の親力診断テスト

[ 問題 ]
親子で買い物をしていたとき、本屋があったので入りました。すると、子供がある本を持ってきて買って欲しいと言います。でも、2日前に買ってやったばかりの本をまだ全然読んでないことを思い出しました。さて、このような場合、あなたならどのように対応しますか?
  • 前の本を全部読んだら買ってやると答える
  • 前の本を半分読んだら買ってやると答える
  • 前の本を必ず読むという条件付きで買ってやる
  • 前の本のことはとやかく言わずに買ってやる
診断結果 読書好きにさせることが最優先課題です
本を買うのは、子供を読書好きにさせるためです。その目的を最優先してください。そのためには、Dが一番です。A、B、Cでは、お金を節約することはできても、子供を本好きにさせることは絶対にできません。
Aを選んだ人:
これは、子供を本嫌いにするのに最も効果のある方法です。子供は一発で本が嫌いになります。
大人でも、買った本を全部読まないと次が買えないということになったら、とてつもなく苦痛でしょう。面白そうだとか、ためになりそうだなどと思って買った本が、少し読んでみたらそうでもなかったということは、よくあることです。本を多く読む人ほど、そのことを知っています。
Bを選んだ人:
つまらないと分かった本を無理矢理読ませられるのは、たとえ半分でも苦痛です。
Cを選んだ人:
これを選ぶ人は多いと思います。一応、親の言いたいことを伝えつつ、子供の気持ちも尊重できるからです。
親の言いたいこととは、つまりこういうことです。「本は大切なお金を出して買うのだから、買った以上はしっかり読んでもらいたい。第一、もったいないではないか」 ですが、このような条件を出しても、面白くもなく、ためにもならないと分かってしまった本を無理矢理読んでも、なんの役にも立たないのです。
Dを選んだ人:
これが本好きにするための一番いい方法です。前の本のことは忘れて、新しい本を買ってやってください。今度買う本が、その子のお気に入りの本になるかも知れません。
たくさんの本に接すれば、それだけお気に入りの本に出会う可能性も高まります。この本を読んでよかったと感じる経験が多くなればなるほど、読書が好きになるのです。
そのためには、たくさんの本を買ってやることが必要なのです。
ポイント

読書好きにさせてやることは、子供への最大の贈り物の1つです。なぜなら、読書は心と頭を鍛える最高の方法だからです。読書が好きな子は、自分で自分を伸ばしていけるのです。本を買うのはそのための先行投資です。ですから、本については、けちけちしてはいけません。

本は他の買い物と区別すべきです。お菓子やおもちゃやゲームを買うのとは、わけが違うのです。

私なども本はたくさん買いますが、全部読むのは買った本の10パーセントもありません。もともと斜め読みがふさわしい本もありますし、買ってみてはずれと分かるものもあります。本は当たりはずれがあるものです。つまらない本には早々に見切りを付けて、別の本を読みます。大人でもそうです。本選びの経験の浅い子供においてはなおさらです。

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