今週の親力診断テスト
- [ 問題 ]
- 我が子は、3年生にもなるのに忘れ物が多くて困っています。毎日何か1つは忘れ物をしています。ひどいときには、4つも5つも忘れて、先生からも嘆きの手紙をもらってしまいました。昨日も、理科の実験で使うペットボトルを忘れてしまい、1人だけ実験ができなかったようです。 あなたの行動は、次のどれに近いですか?
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- 一緒に明日の仕度をする
- 自分で仕度をさせてから、親が確認する
- 忘れたら自分が苦労することを分からせるために、手は出さない
- 先生に頼んで、忘れ物があったら厳しく叱ってもらう
- 一緒に仕度をして、やり方を教えることが必要
- 物の管理能力が芽生えていない子や、かばんの仕度の仕方が分かっていない子には、 まずそのやり方を教えることが必要です。つまり、Aが一番です。
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- Aを選んだ人:◎
- 毎日忘れ物をする子は、物の管理能力がまだ芽生えていないのです。 それと、実はかばんの仕度の仕方がよく分かっていないということも考えられます。そういう子には、まず一緒に仕度をしながら、仕度の仕方を教えることが必要です。一緒にやることで、次のような基本的なことを一から教えてやってください。
- ・予定帳を見ながら、国語と書いてあれば国語の教科書とノートを入れる
- ・鉛筆は毎日削って入れる
- ・お便り袋は毎日見て、親に渡す物は必ず渡す
- Bを選んだ人:○
- ある程度、かばんの仕度の仕方が分かってきたら、この段階に進めます。 でも、この子の場合はまだそこまでいっていないようです。Aの段階である程度仕度の仕方を身に付けさせてからこの段階に進まないと、小言ばかりが多くなってしまいます。でも、一緒にやる時間が親にない場合は、この方法になると思います。その場合は、小言を言わず、淡々とやることが大切です。
- Cを選んだ人:×
- このように考える親はけっこういます。でも、私は反対です。物の管理能力がまだ芽生えていない子や、かばんの仕度の仕方すら分かっていない子にこのようなやり方をしても、 効果はありません。毎日忘れ物をし続け、先生に叱られ、親にも叱られ、友達にも何か言われ、自信をなくしていくばかりです。その子のいいところも影を潜めていきます。
- Dを選んだ人:×
- このようなことは、全くの逆効果です。先生の方こそいい迷惑です。
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子供は毎日予定帳に予定を書きますが、家で予定帳を見ながら仕度をしているかどうかははなはだ疑問です。 予定帳にしっかり書いてあっても忘れる子が多いからです。
そこで、私は、次のようにしています。予定を見て仕度をしたら、 その項目を丸で囲ませるのです。つまり、「国語」と書いてあるのを見て、国語の教科書とノートをかばんに入れたら、「国語」という文字を丸で囲むのです。この方法を徹底すると、子供たちの忘れ物は格段に減ります。ぜひ、ご家庭でもやってみてください。
実際問題として、いわゆるだらしがない子というのは、なかなか直りません。 忘れ物が多い子もなかなか直りません。自分が困れば直るだろうというのは理論的には正しいように思えますが、 やってみると、子供はその通りにはなりません。
忘れ物をし続け、叱られ続け、自信をなくし、いいところが出せなくなっていくのが落ちです。たかが忘れ物くらいのことで性格全体が歪んでしまっては、元も子もありません。AやBのやり方で、根気強くやることです。なかなかうまくならないかも知れませんが、 感情的にならずに淡々とやることです。
それと平行して、その子のいいところを褒めてやって、その子が輝くようにしてやってください。
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