診断結果 わが子が友達から下敷きをもらってきました。子どもに何と言いますか?
  • A:○○ちゃんに返しておいで
  • B:せっかくの○○ちゃんの気持ちだからありがたくもらっておいて、○○ちゃんが困ったときとかに助けてあげなよ
  • C:せっかくの○○ちゃんの気持ちだからありがたくもらっておいて、すぐに何か別の物でお返ししよう
Aを選んだ人:
子ども同士の物のやり取りはトラブルのもとです。「もらった」と「取られた」でもめたり、別の形でのお返しを期待されたり、心理的な従属関係が作られたりということもあります。「あの子と遊ばないでね」と言われても、断りにくくなるということもあります。
Bを選んだ人:×
必ずしも好意でくれたとは限りませんし、別の意図があるかもしれません。また、相手は「本当はあげたくなかったのに」と思っているかもしれません。
Cを選んだ人:×
これだと、物のやり取りを認めることになります。相手の子にも、むやみに友達に物をあげないように教える必要があるのに、それができません。
ポイント

子どもが物をもらってきた場合、くれた子に返させるのが基本です。でも、実際には、そのときどきのいろいろな状況によって、一律にいかないこともあると思います。

相手がどういう気持ちでくれたのか、その子の親は知っているのか、などを確認してから判断したほうがいいケースも考えられます。

誕生日のプレゼントや旅行のお土産としてもらってきた、相手の子が本当に心をこめてくれたプレゼントだった、手作りの物だった、わが子がとてもおとなしくて自分で返せない、などのケースも考えられます。

そのような場合は、基本を踏まえたうえでケース・バイ・ケースで判断することになります。相手の親御さんに電話で聞いてみるのもいいでしょう。先方はまったく知らなくて驚くかもしれません。でも、親が知らないうちに子どもが友達に何かをあげているのはいいことではありませんので、「教えてもらってよかった」ということになるはずです。

子どもが返せないときは、親子で返しに行くということもあっていいでしょう。また、いろいろ考えた結果今回だけはもらうことにする場合も、その代わりに親子でお礼を持ってその家に行くといいでしょう。双方の子どもが共に「物をあげたりもらったりを軽々しくすべきではない」ということがわかるはずです。

子ども同士の物のやり取りが多い状態は、決して健全な状態ではありません。子どもたちの人間関係に、何らかのゆがみが生じていると考えたほうがいいでしょう。大きな問題に発展する可能性がありますので、そのような兆候を見つけたら担任に連絡するようにしてください。

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