- 子どもをほめるとき、どんな言い方をしていますか?
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- A:計算ドリルをすごくがんばってるね。漢字もがんばってね。
- B:計算ドリルをすごくがんばってるね。きっと算数の成績も上がるよ。
- C:計算ドリルをすごくがんばってるね。
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- Aを選んだ人:×
- 親は、ほめた後で、つい「○○もがんばって」と言ってしまいがちです。でも、こういう言い方をされると、子どもはほめられたという実感を持つことができません。
- Bを選んだ人:×
- これは子どもに余分なプレッシャーを与えることになります。それに、成績が上がらなかったときはがっかりしてしまいます。がんばっていること自体を認めてやることが大切です。
- Cを選んだ人:◎
- 余分なことを言わなくても、この一言で十分です。この一言を心を込めて言ってやってください。
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私が教師だったころ、懇談会の話題づくりのためによくアンケートを取っていました。あるとき、親には「子どもをほめますか?」と聞き、子どもには「親にほめられますか?」と聞きました。
その結果はとても興味深いものでした。親のほうは、「よくほめる」と「まあまあほめる」を合わせると全体の4分の3にもなりましたが、子どものほうは、「よくほめられる」と「まあまあほめられる」を合わせて4分の1にしかなりませんでした。
同じようなアンケートを何回もやりましたが、だいたいこれくらいの割合でした。この結果をひとことで言うと、「親はほめているつもりでも、子どものほうはほめられたと感じていない」ということだと思います。
では、なぜそうなるのでしょうか?その理由の1つは、ほめるときに親が余分なことを言ってしまうからです。「漢字もがんばってね」などはその典型です。欲をかいて余分なことを言わないで、ほめるときはほめることに徹するようにしましょう。そうすれば、子どもはほめられたという実感を持つことができます。
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