診断結果オリンピックを見て言った子どもの一言が自分の考えと違いました。あなたは、何と言いますか?
  • A:そんなことないよ。結果だけじゃなく、今まで練習をがんばってきた過程に拍手しようよ。
  • B:そうだね。やっぱ、勝たなきゃね。4年に1度のオリンピックだからね。・・・。でも、勝負は時の運ということもあるからね。今まで練習をがんばってきた過程に拍手したいね。
  • C:そうだね。やっぱ、勝たなきゃね。「今まで練習がんばってきました」と言っても、勝たなきゃ言い訳だよね。
Aを選んだ人:×
これは相手の言い分を頭から否定した言い方です。気づかないうちにこういう言い方が癖になっている人もいますので、気をつけてください。とくに、自分の方が正しいと思って言うときこそ、要注意です。
Bを選んだ人:
最初の一言、できたら二言くらいは、相手に共感する言葉を意識的に返すことが大切です。その後で自分の言いたいことを柔らかく伝えると、相手は心を開いて聞いてくれます。相手を頭から否定するよりも、自分の考えを素直に受け入れてもらうことができるのです。名づけて、「イエス、イエス・・・バット」です。
Cを選んだ人:
相手への共感は大切ですが、共感しっぱなしでは自分の考えを伝えることができません。もちろん、同じ考えなら共感しっぱなしでいいのですが。
ポイント

何気ない日々の言葉遣いや会話が、人間関係をつくっていきます。相手が自分の価値観と違うことを言ったとき、すぐ否定的な言葉が出てしまう人は気をつけた方がいいと思います。

たとえ大して意味のない話題でも、頭から否定された方はいい気持ちはしません。度重なれば不快感になり、やがては不信感にもなります。

とくに、会話での受け答えの仕方はほとんど無意識の自動的な反応になっているので、自分で気がつかないことが多いものです。自分で気がつかないうちに、相手にけっこうイヤな思いをさせているということはよくあることです。

人は誰でも、自分がイヤな思いをさせられているときは気がつきます。でも、自分がイヤな思いをさせていることには気がつかないものです。ですから、自分がそういうことをしていないか、よくよく振り返ってみる必要があるのです。

とくに、家族や親子などの間柄では、こういうことがよくあります。職場などでは少しは共感的なことが言えるのに、家ではまったく言えないという人もいます。

本当は、一番身近で、しかも一番長く付き合う家族や親子の間柄こそが大事です。そこでいい関係をつくっていくことが、幸せにつながるのです。

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