- 子どもが新しい担任の先生の愚痴をこぼします。あなたならどうしますか?
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- A:「そうなんだ」とか「まいっちゃうね」などと、相づちを打つ
- B:「先生細かすぎだよね。あんまりいい先生じゃないね。ハズレだったね」などと、共感する
- C:「そんなこと言うもんじゃありませんよ」と、穏やかにたしなめる
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- Aを選んだ人:◎
- 子どもにはかなりストレスがたまっていますから、まずそれを解消してやることが最優先です。そのためには、話を受容的、共感的に聞いてやることが大切です。
- Bを選んだ人:△
- 受容と共感が大切とは言っても、これではやりすぎです。もしかしたら、本当はとてもいい先生なのに、子どもがまだその先生のやり方に慣れていなくて一時的に混乱しているだけということもあるのです。
- Cを選んだ人:×
- このような受容と共感の一切ない対応をしていると、子どもは「親に何を言ってもムダ。お説教されるだけ損」と感じるようになります。
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このような場合には、まずAのように受容的共感に話を聞いて、子どものストレスを軽減してやることが大切です。そうしながら、しばらく様子を見るといいと思います。
というのも、年度が変わって先生が変わったばかりのときは、こういうことがよく起きるからです。子どもは前の先生のやり方に慣れていますので、最初は新しい先生のやり方に戸惑うことが多いのです。
でも、最初は愚痴ばかり言っていたのに、新しい先生のやり方に慣れてきたらその先生が大好きになり、以前より明るく元気になったということもよくあるのです。
ですから、いくら受容と共感が大切と言っても、Bのように言い過ぎてしまうことのないようにしてください。これだと、子どもが新しい先生に偏見を持ってしまったり、心を閉ざしてしまったりということになりかねません。
Cのような対応を正論型、門前払い型、しつけ主義型といいます。こういう対応が多いと、子どもは「親は自分の気持ちをわかってくれない」と感じるようになります。そして、親に話をしなくなります。
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