診断結果あなたは、「ダメ」という言葉をどれくらい使いますか?
  • A:「××しなきゃダメでしょ」などのように、「ダメ」という言葉をけっこう使う
  • B:「ダメ」という言葉をときどき使う
  • C:「ダメ」という言葉は、ほとんど、またはまったく使わない
Aを選んだ人:×
「ダメ」という言葉は、言われる人にとっては非常に不快でイヤな言葉です。こういう言い方をされると、人は心を閉ざしてしまいます。言われていることが正しいとわかっていても、素直に聞く気になれなくなってしまうのです。
Bを選んだ人:
「ダメ」という言葉は、百害あって一利なしです。もう少し意識して、「ダメ」をできるだけ使わないように心がけましょう。
Cを選んだ人:
すばらしいです。こういう人は、子どもからも大人からも好かれ信頼されること間違いなしです。
ポイント

どんな職場にも、または家庭にも、「××しなきゃダメでしょ」「これじゃダメだよ」などと、平気で「ダメ」という言葉を使ってしまう人は大勢います。私はこういう言い方を「ダメ型表現」とか「ダメ語」などと名づけています。

中には、「ダメ語」がほとんど口癖になっている人もいるようです。その人たちは、自分がどれだけ頻繁に「ダメ」を使っているかということにほとんど無自覚なのです。そして、その言葉が相手に与えるダメージについては、まったく考えたことがないようです。

とくに、家庭における「ダメ語」は大問題です。親が子どもに「ダメ」をたくさんぶつけていると、深刻な影響が出てきます。

「ダメ」をたくさんぶつけられている子は、間違いなく「自分はダメだ」という気持ちになっていきます。毎日「ダメ、ダメ…」と言われている子が、「自分はがんばれる」「自分にはできる」という気持ちになれるはずがないのです。

さらに、自分に「ダメ」をぶつける相手に対して不信感を持つようになるのも大きな問題です。これが親子関係の崩壊に結びつくのです。

「ダメ」を使いそうになったら、即座に別の言い方に自己翻訳してから言うようにするといいでしょう。「××するとうまくいくよ」「××すると気持ちいいよ」「××するといいよ」「××してほしいよ」「××してくれるとうれしいな」「××しよう」などです。

私は、すべての親が次のような決意をするといいと思います。「もう絶対ダメという言葉は使わない」「ダメと言いそうになったら、即座に自己翻訳する」。

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