- 「オレ、絵が下手だからイヤになる」と言うわが子。あなたなら、何と言いますか?
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- A:絵が下手だと悲しいね。お母さんも下手だから、その気持ちよくわかるよ。
- B:絵が下手でも、算数が得意だからいいじゃない。
- C:そんなこと言われるとイヤだよね。でも、たくさんの色が使ってあって楽しい感じでいいじゃない。
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- Aを選んだ人:×
- これでは、親が「あなたは絵が下手だ」と決めつけていることになります。その子は、ずっと「自分は絵が下手だ」と思い込んでしまうかもしれません。
- Bを選んだ人:△
- Aと同じです。これでは、親が「あなたは算数は得意だけど、絵は下手だ」と決めつけていることになります。
- Cを選んだ人:◎
- こういうときは、子どもの気持ちに共感しつつも、希望を持たせる言い方が大事です。全体的にはうまくなくても、いい部分を見つけ出してほめてやってください。
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何事でも、いい結果が出ないときはあります。勉強、スポーツ、習い事、生活習慣など、すべてにおいてそうです。
そういうとき、まず大切なのは、落ち込んでいる人の気持ちに寄り添い共感してやることです。でも、いくら共感が大切だからといっても、AやBのように可能性を否定してしまってはいけません。
Cのように、共感しつつも希望が持てるようにしてやることが大切です。そして、その場合は、「部分」や「過程」をほめるといいでしょう。
「部分」とは、「その中でいい部分」や「自分なりに成長した部分」などです。「過程」とは「努力の過程」、つまりがんばったことです。
なお、一般的な話になりますが、本人の落ち込みが非常に激しいときは、とくに共感を最優先してください。そういうときは、希望や可能性はいきなり出さずに、様子を見ながら小出しにするといいでしょう。共感よりも希望や可能性を優先すると、本人は「自分がこんなに苦しんでいるのを、わかってもらえていない」と感じてしまうからです。
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