診断結果「友達はみんな○○してるから、私も」と言う子に、どう対応しますか?
  • A:子どもの気持ちに共感してあげてから、買えない理由を説明する
  • B:「よそはよそ。うちはうち。ダメなものはダメ」と言う
  • C:「みんなとは誰と誰なのか?」と聞いて、決してみんなでないことをはっきりさせる
Aを選んだ人:
たとえ願いを叶えてやれない場合でも、まずは、「たしかにあれ面白いよね」とか「買いたい気持ち、わかるよ」などとたっぷり共感してあげることが大切です。そのあとで、買えない理由を説明してやってください。この順番が大切です。
Bを選んだ人:×
このような門前払いばかりしていると、子どもは「うちの親に何を言ってもムダ」「気持ちをぜんぜんわかってもらえない」という不信感を感じるようになります。
Cを選んだ人:×
子どもを理屈でやりこめても、何一ついいことはありません。親はすっきりするかも知れませんが、子どもは欲求不満がたまるだけです。子どもは、Bと同じような不信感を感じるようになります。
ポイント

「みんな」を引き合いに出して何かを求める子は、けっこういます。親の中には、こういう言い方をかなり不愉快に感じて、感情的に反応してしまう人も多いようです。でも、これはまったく逆効果です。

「みんな○○してる」という言い方がかなり多い場合、子どもは「こうでも言わないと、聞いてもらえない」とか「○○して欲しいと言うだけでは、わかってもらえない」などと感じている可能性があります。そこで、少しでも説得力を持たせるために、「みんな」を引き合いに出すのです。

そこで、親が頭に来て門前払いをしたり理屈でやりこめたりすれば、子どもはますます「わかってもらえない」と感じるようになります。これが度重なると、確実に親への不信感につながります。

こういうとき大事なのは、受容と共感です。たとえノーと言わなければならない場合でも、Aのように、まずは子どもの気持ちを受け入れ、たっぷり共感してあげることが大切です。これは、いくら言っても言い足りないくらい大切なことです。

これによって、子どもは、自分の気持ちをわかってもらえたと感じます。たとえ願いが叶わなくても、わかってもらえたことで気持ちが満たされるということはあるのです。

もちろん、子どもの願いを叶えてやれるときは、ぜひ叶えてやってください。これも、また、大切なことです。

親が受容的共感的な態度で接することが増えれば、子どもは「みんな」を引き合いに出す必要がなくなります。

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