- 女の子らしく育てる…?
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- A:「このごろ、女の子らしくなってきたね」とほめて、その気にさせる
- B:少しずつ、持ち物や服の色をピンクなどの女の子らしい色にしていく
- C:とくに、何もしない
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- Aを選んだ人:×
- 子どもは、「その子らしく」育てることが一番大切です。「女の子らしく」とか「男の子らしく」という親の気持ちが、その子らしさを伸ばす妨げになってはいけません。
- Bを選んだ人:×
- Aと同じです。色の好みは個人が自由に決めるべきものであり、親が意図的に押しつけるべきものではありません。
- Cを選んだ人:◎
- 女の子が遊びや行動が活動的であっても、何ひとつ問題ありません。そして、男の子が花や絵本が好きであっても、また涙もろくあっても、何ひとつ問題ありません。「その子らしく」育てることが一番大切なのです。
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人は、まず個人として存在しているのであって、女性の1人としてとか男性の1人としてなどという形で存在しているわけではありません。つまり、女性である前に個人であり、男性である前に個人なのです。こう理解することはとても大切です。
ですから、いろいろな人がいていいわけで、実際いろいろな人がいるのです。男性的な女性もいますし、女性的な男性もいるのです。どの人も、その人らしく存在すればいいのです。こう理解していれば、どんな差別も生まれません。
身体的には男性で精神的には女性という人も、またその反対の人も、なんら差別されることはないわけです。
この反対は、まず女性や男性という範疇を強く意識する考え方です。この考え方だと、「女性はかくあるべし」「男性はかくあるべし」という意識が強くなり、そこからはみ出すことは許されなくなります。
つまり、「女性は言葉も行動も優しくおしとやかに」「男性は強くたくましく」となり、男性的な女性や女性的な男性の存在は許されないということになります。一種の原理主義であり、これが差別につながります。
個人と国、民族、宗教などとの関係を考える際にも、このような原理主義的な考え方は差別を生む原因になります。
AやBのようにする必要はなく、Cが一番です。その子らしく育てている中で、やがてその子の潜在的な素質の反映としての「女の子らしさ」が出てきます。それは、親や社会に押しつけられたものではなく、もとからあったものの自然な開花なのです。
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