習いごとがあるけれど… 親力診断テスト

今週の親力診断テスト

[ 問題 ]

４年生のＡ君は、いつも土曜日の午後２時から３時半まで近くのピアノ教室に行くことになっています。がんばっているので、ぜひ続けさせたいと思っています。ところが、今日は、突然、近くに住むＡ君のおじさんが、今からプラネタリウムに行こうと誘ってくれました。おじさんの子供、つまりA君の従姉妹になるB君C君兄弟も行きます。そういえば、間もなく４年生の理科で星の勉強をやるとも聞いています。あなたの行動は次のどれに近いですか？

おじさんたちとプラネタリウムに行かせる
自分で行きたい方を選ばせる
ピアノの教室に行かせる
帰ってきたら自分でピアノの練習をするという約束の上で、プラネタリウムに行かせる

決めたことを続けさせるには、例外を作らないことが大切

習い事でも生活習慣でも、決めたことを続けさせるためには、いい加減な妥協をしないことです。ですから、一番いいのはＣです。

Ａを選んだ人：×: このような場合、多く使われる言葉が「今日だけ特別」という言葉です。「今日だけ」とか「特別」などいうことで習い事をサボってしまうのが、習い事が続かない最大の原因の１つです。１度やってしまうと、次はもっと簡単に「今日だけ特別」を遣うようになります。プラネタリウムはとてもいい刺激になるとは思いますが、決めたことをしっかり続けさせることの方が大事です。

Ｂを選んだ人：×: 自分で行きたい方を選ばせると、習い事より楽な方を選ぶに決まっています。このようなときに子供に決めさせるというのは、親の側の逃げに他なりません。子供に対して、しっかり方針を示すべきです。

Ｃを選んだ人：◎: 習い事をきちんと続けさせるには、「今日だけ特別」という例外を作らないことです。習い事だけではありません。生活習慣でも、なんでも、決めたことを続けさせるには、いい加減な例外を作らないことが一番大切です。そして、１つの危機を乗り越えたときに、続けることへの決意はより一層強くなるのです。