- いつまでも寝ない子に、何と言いますか?
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- A:寝る時刻も守れないなんて、そんなにだらしなくてどうするの!
- B:もう寝ないと、明日また起きられないよ
- C:さあ、もう寝よう。早寝早起きで、明日も元気いっぱいがんばろう
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- Aを選んだ人:×
- 「だらしがない」と決めつけるのは、相手の人格を否定することです。言われたほうは、深く傷つき長く心に残ります。
- Bを選んだ人:△
- 「○○しないと○○できないよ」のような否定語を使った言い方だと、言われたほうはいい気持ちはしません。それでは、言われたことを素直に受け入れようという気にはなりません。
- Cを選んだ人:◎
- Cのような肯定的な言い方をされると、誰でも気持ちがいいものです。言われたことを素直に受け入れて、前向きにがんばろうという気になるものです。
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「物は言いようで角が立つ」と言います。同じことを言うにしても、言い方によって受ける側の気持ちはまったく違ってきます。ですから、実際に言う前の自己翻訳が大切です。
なんとか言うことを聞かせたいという気持ちが強いと、否定的な言い方が多くなります。というのも、そのほうが強い感じがするからです。それに、イライラの感情をぶつけることで、一瞬すっきりするという些末な効果もあります。
でも、言われたほうはいい気がしませんので、素直に聞いてはくれません。おまけに、お互いの人間関係は損なわれます。積み重なると、まったく言うことを聞いてくれなくなります。
ですから、相手の気持ちを考えて、気持ちよく受け取ってくれる肯定的な言い方をすることが大切です。結局は、そういう言い方のほうが人を動かす力は強いのです。それに、人間関係もよくなります。
さらに、子どもは親の言い方を自然に学び取るということも覚えておく必要があります。親から学ばずに、誰から学べるでしょう?毎日の生活で親から子どもに向けられる言葉の影響は、まさに絶大です。子どもは、いつも親から言われる言い方で友達に言うようになるのです。
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