診断結果家庭教材のマルつけで、間違いにはどんなバツをつけますか?
  • A:「×(バッテン)」をつける
  • B:「レ(レテン)」をつける
  • C:「?(ハテナ)」をつける
Aを選んだ人:×
「マルは派手に、バツは控えめに」が丸つけの基本です。バツが目立つと、もらったときいい気はしません。大人にしても、自分が出した書類や企画書にバツがいっぱいついて戻ってきたらいい気はしないはずです。
Bを選んだ人:
バッテンよりレテンの方が穏やかで、不快感が少なくなります。答えが合っていたかどうかの区別がつけばいいわけですから、バッテンでなくレテンで十分です。
Cを選んだ人:
ハテナはレテンよりもさらに穏やかです。ただ、突然これを使うと、子どもは親がバツかマルか迷っているのかなと思うこともあります。でも、慣れてくればだいじょうぶです。
ポイント

誰でも、マルが多いと感じれば意欲が高まり、バツが多いと感じれば意欲は削がれます。ですから、全体の印象がとても大事なのです。

たとえば、20問のうちマルが12問でバツが8問だとします。このとき、「マルは派手に、バツは控えめに」のつけ方とその反対のつけ方では、もらったときに受ける印象はまったく違ってきます。後者だと、前者に比べてバツが多く感じられ、「自分はできない」という気持ちになりやすいわけです。前者なら、「けっこうマルが多い」と感じられます。

ですから、レテンやハテナを控えめにつけると同時に、マルはただのマルでなく三重マルくらいにしてあげるといいでしょう。こういうところでケチらないで、マルくらい大判振る舞いしてあげてください。ついでにいえば、赤いボールペンよりも赤鉛筆や水性ペンの方がマルに温かみが出ます。

「バツはバツだから、バッテンをつけるのが当然」というひともいます。でも、これは大人の理屈というものです。バッテンをもらう子の気持ちになってみれば、うれしいはずがありません。

とくに、あまり勉強が得意でない子のことを考えてほしいと思います。たくさんのバツを見ること自体が苦痛です。これでは、勉強への意欲が削がれてしまいます。

「子どもを発憤させるためにわざと大きなバツをつける」というひともいます。もちろん、子どもによってはそれが効果的なこともあります。たとえば、勉強が得意でバツはあまりもらったことがなく、しかもガッツがある子です。(これは多数派ではありません)

ですから、大切なのはその子に応じることです。ただし、この問題に出てくる鈴木さんの子はそういうタイプではありませんので、Aは×になります。

「マルは派手に、バツは控えめに」を守れば、家庭教材への子どもの取り組みもいままでより意欲的になるはずです。

ちなみに、レテンもハテナもつけず、空白にしておくという方法もあります。学校のテストではこれは難しいですが(先生が子どもに「マルをもらっていませんでした」と言われたとき、本当にマルをつけ忘れたのか、その子が後で正解を書いたのか区別がつかないので)、親子でやる分には問題ないわけです。

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