診断結果男の子が、人形のオムツ替えや授乳などのままごと遊び。どうしますか?
  • A:女の子みたいな遊びはだんだんやめさせて、男の子らしい遊びができるように少しずつ導く
  • B:いいことではないが、年少なら仕方がないからしばらく様子を見る
  • C:とてもいいことだから大いにやらせる
Aを選んだ人:×
こういう発想の延長上にあるのが、夫婦共働きなのに家事や子育ての負担の大半を女性が負うという状況です。たとえ、男性が家事や子育てを分担していても、「自分は理解のある男だから、手伝ってやってる」という意識が抜き難くあります。
Bを選んだ人:×
Aと同じです。「年少なら仕方がないが、本来は家事や子育ては女性の仕事だ」という考えはおかしいです。
Cを選んだ人:
家事や子育ては男性にとってもすばらしい活動であり、人生におけるとても大切な時間です。遊びを通して小さいころから親しむのはいいことです。
ポイント

もちろん、性差によって自然に表れてくる男らしさや女らしさは、たいせつにするべきです。でも、大人が考える男らしさ(社会における男性の役割)や女らしさ(社会における女性の役割)を押しつけるのはいけません。

でも、私たちの意識の中には、「男性は外で仕事をし、女性は家事と子育てをするのが自然だ」という価値観が未だに抜き難く存在しています。その意識に沿うように、大人は、子どもの言葉遣い、遊び、行動、服、持ち物などを導こうとします。

ですから、私たちは、いつも気をつけていなければなりません。つまり、それがもともとの性差によって自然に表れてきたものなのか、それとも社会における役割として求められて出てきたのものなのか、よくよく見極める必要があるのです。

とくに女性は気をつけた方がいいでしょう。というのも、社会における役割として求められる「○○らしさ」は、封建主義の名残によって、だいたいにおいて男性に都合よくできているからです。

こういうことに鈍感なままだと、男女平等の社会はいつまでもできないでしょう。そして、女性が損をする社会は結局男性も損をするのです。というのも、女性の持つ能力や特性を十分引き出せないことによる社会的な損失はとてつもなく大きいからです。

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