- 子どもの交通安全のために、どんなひと言を掛けますか?
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- A:車に気をつけてね。危ないことしないでね。お母さん心配だよ
- B:車に気をつけてね。危ないことしないでね。あなたは落ち着きがないから
- C:危ないことして車にひかれたら自分のせいだよ
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- Aを選んだ人:◎
- こういう言い方なら、子どもは、「自分は愛されている。自分は大切に思われている」という実感を持つことができます。それによって、自分自身を大切にしようという気持ちが育まれます。それが、いざというときの心のブレーキになるのです。
- Bを選んだ人:△
- 「あなたは落ち着きがないから」が余分です。
- Cを選んだ人:×
- こういう冷たい言い方では、子どもは親の愛情を実感することができません。それでは、自分自身を大切にしようという気持ちが薄くなってしまいます。
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子どもの中には、「自分は愛されている。自分は大切に思われている」という実感をしっかり持てている子とそうでない子がいます。この違いが、いざというときの判断に影響を及ぼします。
前者は、自分を危険にさらすようなことは避けます。でも、後者は必ずしもそうではありません。
「僕はお母さんに嫌われているのではないか」などという意識が心の片隅にある子は、危険とわかっていてもやってしまうこともあります。また、自分への注意を引くために、敢えて危険なことをしてしまうこともあります。
ですから、日ごろから子どもが親の愛情を実感できるようにしてやることがとても大切なのです。その方法については、いつも私が言っていることですが、たとえば次のようなことです。
・叱ることを減らしてほめることを増やす
・「○○しなきゃダメでしょ」などの否定的な言い方をやめて、「○○するといいよ」「○○できてきたね」「○○してくれるとうれしいよ」などの肯定的な言い方にする
・子どものありのままを受け入れて許す
・子どもの話を共感的に聞く
・子どもとのふれあいを大切にする家族で写った写真を、目につくところにたくさん貼っておくのも効果的です。また、子どもが家を出るときに、愛情をこめてギュッと抱きしめながら声掛けするのもいいでしょう。
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