- 習い事をやめたいと言い出したわが子。何と言いますか?
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- A:どうしたの?
- B:2年間は続ける約束だから、やめられないよ
- C:だいじょうぶ。努力家のあなたなら続けられるよ。お母さんも応援するから。
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- Aを選んだ人:◎
- まずは、子どもが言いたいことをたっぷり言わせてあげて、親が共感的に聞いてあげることが大切です。すべてはそこからです。
- Bを選んだ人:×
- このような門前払いをされると、子どもは何も言えなくなってしまいます。それでは、親がその子の実状や気持ちを理解することはできません。子どもも、親に何を言ってもムダと感じて心を開かなくなります。
- Cを選んだ人:×
- これも門前払いの一種です。一見子どもをほめて励ましているように見えるかも知れませんが、子どもの実状や気持ちを理解し共感しようと意識がまったくない点でBと同じです。
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優しい口調でAのように聞いて、子どもが話しやすいようにしてあげてください。そして、子どもの話にはすべて共感してあげてください。途中でさえぎって、親の考えやアドバイスを押しつけるのは厳禁です。(親が一番苦手なことですが)
そうすれば、子どもは溜め込んでいたものをすべて吐き出せます。そして、共感的に聞いてもらうことで、「自分の気持ちがわかってもらえた」と感じることができます。これによって、心が軽くなります。
場合によっては、それだけで、「もうちょっとがんばってみる」ということになることもあります。そうでない場合も、問題点が明らかになるという大きな効果があります。
もしかしたら、先生の教え方がその子に合わないのかも知れません。たとえば、子どもはマイペースでピアノを楽しみたいのに、先生はコンクールを目指してがんばらせたいと思っている場合です。それなら、先生と相談して教え方を変えてもらうことができます。または、ピアノは続けるけど先生を替える、ということもできます。
または、もう、子どもがピアノ自体に限界を感じているのかも知れません。たとえば、ピアノが自分に向いていないと感じているとか、もっと外で思い切り体を動かせるスポーツをやりたいと思っているなどの場合です。そういう場合は、イヤイヤながらピアノを続けるよりも思い切ってやめた方がいい場合もあります。
いずれにしても、詳しい事情がわかって初めて適切な判断ができるのです。そのためにも、子どもの話をたっぷり共感的に聞くことが必要なのです。
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