診断結果久しぶりに見た子どもの予定帳の字がすごく雑。どうしますか?
  • A:上手な字に丸をつけてほめる
  • B:全部書き直させる
  • C:雑な字だけ書き直させる
Aを選んだ人:
こういうときは、ほめられる部分を見つけてほめるのが効果的です。全体的にはひどくても、中には偶然うまく書けている字もあるはずです。そして、それを毎日続ければ、日増しにほめられる字が増えていきます。
Bを選んだ人:×
いつも放っておいて、突発的に強く激しい「指導」をしても効果はありません。このような場当たり的な対応は真の厳しさではありません。
Cを選んだ人:
このやり方よりも、Aのやり方の方が子どもの前向きなやる気を引き出すことができます。
ポイント

こういうとき、親はすぐ頭に来て子どもを叱りつけてしまいがちです。そして、激しい言葉で子どもを責めたり、全部書き直させたりするのが厳しさだと勘違いしているひともいます。

でも、そういうやり方で子どもの前向きなやる気を引き出すことは絶対にできません。

親は、まず、自分がそれについて何もテコ入れしていなかったことを自覚するべきです。そして、どうしたらそれを改善できるか考えて、合理的な工夫や作戦を実行することが大切です。

私のオススメの作戦は、「取り敢えずほめられる部分をほめる」ことです。これを、毎日続ければ、「字を丁寧に書きなさい」などとひと言も言わなくても、だんだん丁寧に書くようになります。

成否は、ひとえに「ほめ続けられるか。見届けを続けられるか」に掛かっています。それを続けることが、本当の厳しさというものです。厳しさとは、感情的に子どもを叱りつけたり突発的に強く激しい対応をすることではないのです。

これらのことは、字のことだけでなく、すべてのことに当てはまります。いろいろな場面で応用してください。

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