- 子どもが習字の墨で手、足、顔に落書き。どう思いますか?
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- A:子どもってかわいいなあ
- B:服にはつけてないからよかった
- C:やっていいことといけないことの区別がつかないのは情けない。こんなことでは心配だから、しっかりしつけなければ
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- Aを選んだ人:◎
- このように、子どもを楽しむ心のゆとりが大切です。実際、子どもたちは好奇心とエネルギーにあふれていて、曇りのない目で見ればこれほどおもしろいひとたちはいません。
- Bを選んだ人:○
- このように、なにごともプラス思考で受け取れるひとは幸せです。
- Cを選んだ人:×
- Cのタイプは、「しつけなければ」「○○を教えなければ」「わからせなければ」「ひとに後ろ指を指されない子にしなければ」「どこに出しても恥ずかしくない子にしなければ」という気持ちが強くあります。それによって、「○○しなくちゃダメでしょ」「なんで○○しないの!」「しっかり○○しなさい」という言い方で叱ることが多くなります。
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Cのタイプは、否定的な言い方で子どもを叱ることが増えます。親は「しっかりした人間に育てたい」という気持ちでいるのかも知れませんが、結果は逆になることが多いのです。
その理由はこうです。否定的な言い方で叱られることが多い子は、まず、自己肯定感が持てなくなります。つまり、「自分はダメだな。いいところがないな」という否定的な自己イメージを持ってしまうのです。
同時に、叱り続ける親への不信感を持つようになります。そして、親への不信感は、その後接するいろいろなひとへの不信感につながったり、さらには、社会全般への不信感につながったりすることが多いのです。言い換えると、他者信頼感が持てないということです。
社会全般への不信感は反社会的な行動となって表れます。バイクでの暴走行為、成人式での乱暴狼藉などもそうです。
こういう行動をするひとたちは、やっていいことといけないことの区別がつかないからやるのでしょうか?いいえ、違います。区別がついていて、敢えてやるのです。
ですから、子どもに対するときも、「区別がつくようにしつけよう」ということを優先するよりも、自己肯定感と他者信頼感が持てるようにすることを優先すべきです。自己肯定感と他者信頼感があるひとは、反社会的な行動などしようとは思わないからです。
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