- 忙しい最中、「絵を見て」と言う子ども。どうしますか?
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- A:「今忙しいのが見えないの?自分のことばかり考えないで」と言う
- B:「後でね」と言って、少しがまんさせる。その後、待てたことをほめてじっくり見てあげる
- C:ちょっとだけでもすぐ見てあげる
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- Aを選んだ人:×
- このように、自分の気持ちを受け入れてもらえないことが多いと、子どもは「自分は大切にされていない。愛されていないのかも」と感じるようになります。
- Bを選んだ人:△
- 子どもは熱しやすく冷めやすいものです。気持ちが冷めてから見てもらっても、それほどうれしくないことが多いものです。
- Cを選んだ人:◎
- 子どもの熱い気持ちを受け入れて、短時間でもいいのですぐ対応してあげることが大切です。それで、子どもの気持ちは満たされます。それが、「自分は大切にしてもらえている。愛されている」という安心感と信頼感につながります。
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親にAの対応が多いと、子どもは「親に愛されていないのかも」という不安感と不信感を持つようになります。それで、親の愛情を確かめる行動に出ます。
たとえば、「○○買って、買って」と泣きわめいて譲らないという行動です。買ってもらうことで自分が大切にされているという確信を得たいのです。買ってもらうことが愛されていると証拠だと、無意識のうちに感じているので、ここは譲れないのです。
また、たとえば、敢えて危ないことや禁じられていることをやるという行動もそうです。これによって親の注意を引くことができれば、そして、困らせたり心配させたりすることができれば、自分が愛されているという確信を得られるわけです。
Cの対応が多い親なら、子どもは親の愛を信頼しています。ですから、わがままを言ったり危ないことや禁じられていることをしたりする必要もないのです。
このような心の動きについては、子ども自身も気づいていません。無意識の部分に不安感と不信感があると、それが子どもを突き動かします。ですから、子どもを叱ったり理屈でわからせようとしても、効果がないどころか逆効果になるだけです。
子どもの不安感と不信感を取り除いて、親に愛されているという確信を持てるようにしてあげれば、そのような行動はなくなります。
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