- 事前に何も知らない状態で授業に臨んだ方が、新鮮でいい?
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- A:知らない方が新鮮でいい
- B:少しは知っている方がいいから、生活や遊びの中で触れるようにするといい
- C:よく知っている方がいいから、できるだけ親が教えておくべき
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- Aを選んだ人:×
- 何一つ予備知識のないことが授業で出てくると、子どもはけっこう抵抗を感じます。そして、「何それ?よくわからない。難しそう」と感じて、消極的になってしまいがちです。
- Bを選んだ人:◎
- 子どもは、少しでも経験があることや見たり聞いたりしたことがあることが授業で出てくると、「これ知ってる」「わかりそう」と感じて前向きになります。ですから、日ごろから生活や遊びの中でいろいろな知的刺激をすることが大切です。
- Cを選んだ人:△
- これだと親子共々たいへんです。親が無理に教えようとし過ぎると、子どもは学校で学ぶ前にそれが嫌いになってしまうこともあります。
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たとえば、歴史の授業をやるとします。博物館で歴史の実物に触れたことがある、土器を触ったり火起こしをしたりしたことがある、歴史カルタで遊んだことがある、歴史マンガを読んだことがある、こういう子たちは前向きに取り組みます。
でも、そういうことがまったくない子は前向きになれません。大人は、「未知のことを学ぶのだから、新鮮に感じて前向きになるだろう」と考えがちです。でも、それはただの理屈であって、実際にはそうならないのです。子どもは、まったく予備知識のないことを、しかもやりたいとも思っていないことを授業でやると、興味を持てないことが多いのです。
その反対に、少しでも知っている、触れたことがある、経験したことがある、こういうことが授業で出てくると子どもは前向きになります。「これ知ってる。わかりそう。みんなは知らないの?なんだか、これって得意そう」と感じるからです。ですから、私は生活や遊びの中で日ごろから知的刺激をする「楽勉」をお勧めします。でも、親が無理に「教える」必要はありません。無理があっては、「楽勉」ではなく「苦勉」です。楽しみながら「触れておく」くらいでいいのです。
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