- そろばんの試験に落ちた子どもに、何と言いますか?
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- A:「ちゃんと練習しないからだよ」と言う
- B:遊園地に連れて行って気晴らしする
- C:子どもの様子を見て対応する
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- Aを選んだ人:×
- これは傷口に塩を塗るような言葉です。落ち込んでいるときにこのように言われて、それでやる気の出る子はいません。子どもにはただの嫌みに聞こえます。
- Bを選んだ人:△
- もちろん、これがいい場合もありますが、必ずしもそうではない場合もあります。つまり、子どもによるのです。親がよかれと思っても、子どもには迷惑なこともあります。
- Cを選んだ人:◎
- 大人でも、落ち込んだときの気持ちの晴らし方は人それぞれです。しゃべることで気が晴れる人もいれば、ひたすら寝る人もいます。親の思い込みによる対応でなく、その子の様子をよく見て、その子に応じた対応をすることが大切です。
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親の中には、大人同士なら決してAのようには言わないのに、子ども相手だと言ってしまう人がいます。その理由は大きく分けて2つです。1つは、子どもをなめていて遠慮がないからです。
子どもをなめてかかると、必ず後で後悔することになります。子どもを1人の人間として尊重する気持ちが大切です。大人がそうしていれば、子どもからも尊重が返ってきます。人は、相手を遇したように遇されるのです。
もう1つは、Aのように言うのが教育でありしつけだと思い込んでいるからです。つまり、人生は甘くないことや努力が大切さだということを教える必要があるというわけです。
でも、落ち込んでいるときに正論を言われても素直に受け入れることはできないものです。それどころか、親の意図とは反対に、子どもは「なんて冷たいんだろう」と感じてしまうかも知れません。
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