- ほめられて育った温室育ちは社会で通用しない?
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- A:いやいや、子どもにとって家庭は温室でいい
- B:その通り、ほめるのはやめて叱って育てよう
- C:その通り、ほめすぎの親はほめることを減らして叱ることを増やそう
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- Aを選んだ人:◎
- 温かい家庭で育った人は自分に自信を持てるようになり(自己肯定感)、他人を信頼できるようになります(他者信頼感)。会社で叱られても自分と相手を信頼して立ち直ることができるのです。
- Bを選んだ人:×
- 叱られて育つと自己肯定感と他者信頼感が持てなくなります。そういう人は、会社で叱られたり、挫折したりしたときも立ち直りにくくなります。
- Cを選んだ人:×
- Bと同じです。
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確かに、社会の現実は家庭より厳しいものです。では、そのような厳しい社会でがんばれる人、失敗や挫折や他者からの叱責にもめげずにそれを乗り越えられる人、それはどういう人でしょうか?それは自己肯定感と他者信頼感がある人です。
自己肯定感がある人は、失敗や挫折に際しても「自分はできる」という自信があるのでがんばれます。自己肯定感がない人は、「自分はやはりダメだ」と思い込んでしまいます。
他者信頼感がある人は、他者から叱責されても、人を信頼する気持ちがあるのでがんばれます。他者信頼感がない人は、「自分は受け入れられていないのではないか?自分は嫌われているのではないか?」と思い込んでしまいます。
「子どもの頃から叱られて育った人は、叱られ慣れているから心が強い」とか、ほめられて育った人は、大人になってほめられなくなるとがんばれなくなる」などというのは迷信です。
大事なのは、子どものころから自己肯定感と他者信頼感が持てるようにしてあげることです。これが人間の全ての土台です。
もちろん例外はあります。つまり、親によって自己肯定感や他者信頼感を損なわれた人が、大人になってから本人の自覚的な努力によってそれを乗り越えてがんばることもあります。でも、それは親が最初から目指す方向であるはずがありません。
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