診断結果シールをあげるのって教育的にどうなの?
  • A:シールは使い方次第で有効
  • B:シールはあげない方がいい
  • C:シールより物やお金の方が効果的
Aを選んだ人:
シールを貼っていくのは、花丸をつけたりスタンプを押したりするのと同じ意味があります。がんばった「印(しるし)」や「証(あかし)」としてのものであり、達成感を持たせ意欲を高めることにつながります。
Bを選んだ人:
がんばった「印(しるし)」や「証(あかし)」としてシールを貼っていくのは、物欲や金銭欲で釣るのと意味が違います。
Cを選んだ人:×
子どものやる気を物欲や金銭欲で釣っていると、子どもの価値観がゆがみます。
ポイント

親の中には「書き取りを1ヶ月がんばったらぬいぐるみを買ってあげる」「テストで100点取ったら100円あげる」「お風呂洗いを2週間続けたらおもちゃを買ってあげる」などのように、何でも物やお金で釣る人が実際にいます。

このように金銭欲や物欲で釣ると、お金や物を得ることが目的になってしまいます。すると、勉強することの楽しさ、努力してできるようになることの喜び、人の役に立つ仕事をする充実感などが味わえなくなってしまいます。

それが続くと、物事自体の喜びや大切さがわからなくなり、全てをお金や物で量るようになります。実際、「○○したら何がもらえる?」という意識が強い子はいるのです。

でも、がんばり表にシールを貼るというのは、これとは違う意味があります。それは、がんばったことの「印(しるし)」や「証(あかし)」としてシールを貼っていくのであり、シールその物への物欲で釣っているわけではありません(注1)。いわば、花丸を書いてもらったりスタンプを打ってもらったりするのと同じです。

実際、がんばり表にシールを貼っていくとき、子どもたちはシール自体が欲しいのではなく、がんばった証としてシールを貼りたいという心理状態でいるのです。もし、これが違う心理状態になっているとしたら、つまりシール自体が欲しいという気持ちが非常に強いということだとまずいわけです。

同じくシールでも、「○○したらシールセットをあげる」というのは物欲で釣ることになります。

(注1:もちろん、シールその物への物欲が全くゼロということではないかも知れません。何パーセントかはあるかも知れません。人間の気持ちは常にはっきり分けられるものではありませんから。でも、そちらがメインにならないことが大切です)。

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