- 食事中にうんちに行きたくなる子。どうしますか?
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- A:うんちは食後に行く習慣をつけるために、食事中はがまんさせる
- B:食事中でもうんちに行かせる
- C:食事の前にうんちに行かせる
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- Aを選んだ人:×
- うんちのような生理現象を、がまんさせていいはずがありません。うんちが出たいのをがまんして急いで食べなければならないなんて、かわいそうすぎます。それはしつけではなく拷問です。無意識の中で食事や排便への不安感が育ち、トラウマになる可能性もあります。
- Bを選んだ人:◎
- 出すものを出してすっきりして、おいしく楽しく食べるのが一番です。
- Cを選んだ人:△
- 食べることで腸が刺激されてうんちが出たくなるのですから、食事の前に行かせても効果は少ないと思います。
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食事中にうんちに行きたくなるのは、子どもではよくあることです。幼児だけでなく小学生でもよくあります。でも、だんだんコントロールできるようになるので心配は要りません。
とにかく、食事はおいしく楽しく食べるのが一番です。食事は生きるための基本中の基本であり、人間の最大の喜びでもあります。
その大切な時間に苦痛を感じなければならないというのは、子どもの人間形成にとっていいことではありません。食事を楽しめないとか、さらには食事を苦痛に感じるなどということにもなりかねません。
でも、実際は、次のようなことで食事中に叱られる子もけっこういます。全部残さず食べないと叱られる。好き嫌いすると叱られる。行儀よく食べないと叱られる。時間内に食べないと叱られる。
指導が必要な場合も、感情的かつ否定的に叱るのではなく、自然にできるように工夫したり穏やかに諭したりするようにしましょう。普段の言動によって親が子どもに信頼されていれば、それで十分言うことを聞きます。
食事どきのことに限らず、ちょろちょろ落ち着きがないとか、行儀が悪いとか、ふざけるとか、だらしがないとか、子どものころは親にとって目に付くことが多いと思います。
そういうことが許せなくて、小さいころからきちんとさせようと思いすぎると叱ることが増えます。そうすると、子どもは常に心が不安で暗い気持ちになり、さらには反抗的かつ攻撃的になります。
穏やかで寛容な親の方が、子どもは明るく素直に育ちます。そうすれば、小さいころからきちんとしていなくても、思いやりも社会的なマナーも素直に身につけていきます。
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