診断結果子どものお菓子について、どう考えますか?
  • A:お菓子は大事な食育の1つ。約束を決めて食べさせるべき
  • B:お菓子くらいで目くじらを立てることはない。子どもが自由に食べればいい。それが自立につながる
  • C:市販のお菓子は添加物が多いので、手作りの安全な物や果物を「おやつ」として食べさせる
Aを選んだ人:
成長期の子どもの心身にとって、食べ物の影響は極めて大きなものです。朝昼晩の食事の内容と量に気を配ると同時に、菓子についても適切な指導が必要です。具体的には、「食べる時間」「食べていいお菓子」「食べる量」についての約束を決めることです。
Bを選んだ人:×
お菓子について何も約束がない野放し状態だと、子どもの心身に非常にまずい影響が出ます。
Cを選んだ人:
日本のお菓子や食品の添加物は、種類も量も世界一多いそうです。安全な材料で手作りしたお菓子を一定の時間に「おやつ」として食べるようにすれば、これに超したことはありません。
ポイント

お菓子を「食べる時間」についての約束がないと、のべつ間もなく食べることになりがちです。食事の前に食べてしまって、肝心の食事が食べられなくなることもあります。また、虫歯の原因にもなります。

「食べていいお菓子」については、まず添加物に注意することが大切です。特に、マーガリンやショートニングはトランス脂肪酸を含んでいるので要注意です。

トランス脂肪酸は心臓疾患や動脈硬化の危険性を高めるので、欧米では厳しく規制されています。カリフォルニア州では一切の使用を禁止されているほどです。

日本ではほぼ野放し状態で、お菓子、クッキー、パン、ケーキ、チョコレート、スッナク菓子などに平気で使われています。フライや天ぷらなどの揚げ物、インスタント食品にも含まれています。

また、塩分、油分、糖分などの多い物、カロリーだけが異常に多い物なども要注意です。スナック菓子などはその典型です。

「食べる量」については、カロリーに気をつけることが必要です。見た目の量が小さくてもカロリーは多いという物は要注意です。

Cのように、「おやつ」タイムとして決まった時間に、安全な材料で作った物(安全なら必ずしも手作りでなくてもOK)や果物を適量食べさせてあげるのがベストです。

そうすれば、適切な栄養補給、生活の楽しみ、ストレス解消、満足感と情緒の安定などの面でいい効果があります。

ただ、親の思いだけが先行して、子どもの納得がないまま「市販のお菓子は一切食べてはいけない」と強要するだけでは別の問題が出てきます。親に隠れて食べるようになるとか、無菌状態の親元を離れたときリバウンドが出てお菓子漬けになるなどです。

ですから、上記のような安全についての知識も教えながら、約束についても話し合いながら納得ずくで進めることが大切です。そうすれば、欲望のコントロールができるようになり、お菓子と上手に付き合えるようになります。

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