診断結果正しい理由があれば子どもを叩いてもいい?
  • A:どんな理由があっても叩いてはいけない
  • B:正しい理由があって子どもも納得していれば叩いてもいい
  • C:まだ小さくて口で言ってもわからない子には、叩いて教えることも必要だ
Aを選んだ人:
しつけのために叩くというのは、苦痛を与え恐怖心を植え付けてしつけるということです。この恐怖心は人間不信につながっていきます。
Bを選んだ人:×
「正しい理由があれば叩いてもいい」という理屈で親が子どもを叩いていると、子どもはその理屈を学び取ります。そして、兄弟や友達に対して同じ理屈を使うようになります。つまり、自分も正しい理由があれば兄弟や友達を叩いていいという理屈です。
Cを選んだ人:×
言ってもわからないくらいの小さい子は、叩かれてもその理由がわかりません。わけもわからず攻撃を受けることで、周囲への漠然とした恐怖心を持つようになります。
ポイント

「子どもも叩かれることに納得したから叩いた」と言う親がいます。でも、子どもが本当に叩かれていいと思っているはずがありません。

子どもは納得したふりをしているだけです。それでないと、親の怒りの炎がさらに燃えさかるだけだということを知っているからです。

また、「正しい理由があれば叩いてもいい」と言う親もいます。でも、正しい理由というものはいくらでも作れます。国同士の戦争がいつも正しい理由で行われるのと同じです。

子どもを虐待する親も友達を叩く子どもも、みんな「正しい理由」でやっているのです。こういう理屈が虐待の温床になっていることに、私たちはもっと敏感である必要があります。

本当は、どんな理由があっても叩いてはいけないのです。そして、子どもにもそれを教えなければなりません。「正しい理由があれば叩いてもいい」ということで子どもを叩くのは、子どもに「あなたも正しい理由があれば叩いていいんだよ」と教えるようなものです。

それと、Aで書いたように、子どもは叩かれることで恐怖心を植え付けられます。そして、それが人間への不信感・他者不信感につながっていきます。

同時に、子どもは叩かれることで、このように扱われる自分は大切な存在ではないのだと感じます。もし大切な存在なら、このような扱いをされるはずがないからです。この気持ちが自己否定感につながっていきます。

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