- テストで隣の子のを見て書く子。どうしますか?
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- A:テストは覚えたか調べるためのものだから、人のを見ないで自分で書きなさい
- B:カンニングするようなずるい子はうちの子じゃありません。
- C:カンニングはずるいことです。
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- Aを選んだ人:◎
- 入学したばかりのこの時期、子どもたちはテストというものについてまだよくわかっていません。ですから、「カンニング」とか「ずるい」などという言葉で決めつける必要はありません。そうではなく、テストの意味を話して聞かせ、これからは自分の力で答えるように約束させればいいのです。
- Bを選んだ人:×
- このような子どもの人格と存在を否定する言い方は、口が裂けても言ってはいけません。
- Cを選んだ人:△
- 大人は、カンニングはずるいということを知っています。でも、テストの意味すらよくわかっていない子にいきなりこういうことを言っても無理です。
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大人は自分たちの常識を直接子どもに当てはめてしまいがちです。でも、それでは無理な場合もあるのです。
この問題の状況についてもそうです。この時期の子どもたちのほとんどは、今までテストなど受けたことがありませんしテストの意味もわかっていません。それほど重大なこととも思っていません。
ですから、いつも生活や授業の中でやっているように、わからないことは人のを見て書くということに抵抗がないのです。それを大人の感覚で「テストでカンニングするようなずるいことは許せない。なんて子だ」などと決めつける必要はありません。
こういうとき、「最初が肝心だ」とばかりに叱りつける人がいますが、もっと子どもの目線で子どもを理解するという発想を持って欲しいと思います。
そして、きちんと子どもにわかるように話してあげればいいのです。
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