- 子どもが野菜を落とした。あなたのとっさの一言は?
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- A:どうしたらいいかな?
- B:はい、拾いましょう。
- C:何やってるの、なんで落とすの?!
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- Aを選んだ人:◎
- 思いがけないことが起きたとき、子どもはどうしていいかわからず固まってしまうことがあります。Aのように聞いてあげれば、子どもは「そうだ。拾おう」と気がついて行動することができます。
- Bを選んだ人:◎
- 余裕があるときはAのように疑問形にしてもいいですが、余裕がないときはBのように直接指示すればいいでしょう。
- Cを選んだ人:×
- 親が「なんで…」と聞けば子どもは「だって…」と答えざるを得ません。そして、子どもが「だって…」と言って話し出すと親は言いわけを始めたと感じて怒り出します。
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子どもの望ましくない行いに対して、「なんで…なの?!」と疑問形で聞く親はけっこういます。でも、これはやめた方がいいと思います。
なぜかというと、ほとんどの場合、子どもはうまく答えられないからです。そして、苦し紛れに言ったことがさらに親の怒りを買うことになります。
親の中には、子どもが「だって…」と答え始めた瞬間に「だってじゃありません!」とか「言い訳するんじゃありません!」などと爆発する親もいます。
自分から理由を聞いておきながら、子どもが答え始めた瞬間に怒り出すのですから困ったものです。
そもそも、こういう状況で、失敗した理由を理論的に話すことができる子などいるはずがありません。また、もし子どもが「ぼくは野菜を盛ることに集中してなかったので落とした」と理論的に答えたとしても、それでその場の問題が解決するわけでもありません。
それに、こういう言い方はただ疑問形になっているだけで、本当にしっかり理由を考えさせたいというわけではないのです。それよりも、問い詰めて子どもを責め立てることで自分のイライラを解消しているだけなのです。
そのような、何気ない言葉の裏にある自分の無意識の心理に気づづいていることが大切です。
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