診断結果宿題の間違いを直させたいとき、何と言いますか?
  • A:これとこれ、ほら2つも違ってるじゃない。ちゃんとやらなきゃダメでしょ
  • B:あ〜、惜しい。もったいないのが2つあるよ。見つけたら天才
  • C:これとこれ違ってるよ。やり直しなさい
Aを選んだ人:×
こういう言い方をされてやる気がわいてくる子はいません。これは相手からがんばる気持ちを奪い去る言い方です。ちょっとはあったかも知れないやる気を、まったくゼロにする言い方です。否定的かつ批判的な言い方で人をやる気にさせることは絶対にできないのです。
Bを選んだ人:
こういう言い方なら、「えっ、惜しいのか…。どこだろう?ようし、見つけてやり直そう」という気持ちになれます。
Cを選んだ人:
否定や批判がない分だけAよりはマシです。でも、もう一歩の工夫が欲しいところです。
ポイント

人に何かを言うときは、相手を否定し批判する要素を入れずに伝えることが大事です。否定や批判がちょっとでも感じられると、相手は必ず心を閉ざします。

この問題の場合、Aの「2つも違ってる」や「ちゃんとやらなきゃダメでしょ」がNGワードです。それは、この問題の選択肢を読んだ段階でみなさんもすぐわかったはずです。

ただ、真の課題は実生活で自分が何か言う前に気づけるようにするということです。親力診断テストの問題として考えるときは冷静に判断できても、実生活ではなかなかできないものです。

「ダメ」という否定的な言葉で言われると、言われた方はいい気はしません。それで心が閉じてしまうので、素直に聞けなくなるのです。

実生活でも、そのときどきの状況に飲み込まれることなく冷静な判断ができるように努めましょう。そのためには、いつももう一人の自分が自分の状態を客観的に見ているようにするのがコツです。

「自分は今イライラしているな」「嫌なことを言ってしまいそうだ」というように気づいていれば、思ったまま言ってしまう前に相手にとってよりよい言い方を考えることができます。怒りに飲み込まれて叱りつけることもなくなります。

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