診断結果子どもの乱暴な言葉が気になるときは?
  • A:そんなこと言う子は好きじゃないな
  • B:そんなこと言われると悲しいよ
  • C:そんなこと言うとパパに叱られるよ
Aを選んだ人:×
この言い方だと、「…好きじゃない」の部分だけ子どもの心に残ることがあります。
言っている方は「そんなこと言う子は…」と言っているのですが、聞く方は「自分のことが好きじゃない」と言われたと感じてしまうことがあるのです。さらに、もう1つの理由はワンポイントをお読みください。
Bを選んだ人:
こう言われると、子どもも「悲しませちゃった。まずい。こういうのはいい言葉じゃないんだ」とわかります。
Cを選んだ人:×
このような筋違いな教え方をしていると、「パパに叱られなければ言ってもいいんだ」「何でも叱られなければやっていいんだ」と判断するようになります。
ポイント

Aについて付け加えます。言葉というものは言った通りには伝わらないもので、聞き手の中に印象だけが残ることがあるので気をつける必要があります。

特に子どもに何か言うときはそうです。というのも、子どもは言葉の一部分だけ受け取ってしまうことが多いからです。

そして、さらに言えば、たとえ全部をちゃんと聞き取った場合でもAのような言い方はよくないと思います。なぜかといえば、子どもにとっては親の無条件の愛情が大切だからです。

つまり、親は「どんな子でもあなたのことが大好き」「どんなことをしてもあなたのことが大好き」というメッセージをこそ常に伝えることが大切なのです。それで初めて子どもは親を全面的に信頼して心安らかでいることができるのです。

「○○な子だと好きじゃない」「○○するようなら好きじゃない」などの言い方は、親の愛情は条件付きだと言っているようなものです。これでは子どもは不安になってしまい心穏やかでいられなくなります。

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