診断結果「僕の絵と○○君の絵、どっちが上手?」と聞かれたら?
  • A:あなたの方が上手だよ
  • B:○○君の方が上手だよ
  • C:どっちも上手だよ
Aを選んだ人:×
「比較して叱る」ことはしない人でも、「比較してほめる」方はやってしまうことが あります。でも、これにも弊害があります。親にこれが多いと、子どもは何でも他人 との比較や勝ち負けで考えるようになってしまいます。
Bを選んだ人:×
これでは子どもがかわいそうです。
Cを選んだ人:
子どもには、「どっちも上手だよ」と言ってあげてください。そして、具体的にそれ ぞれの絵をほめてあげましょう。さらに、子どもが友達の絵のよさも見つけられるよ うに導いてあげてください。
ポイント

何事においても、どちらがよいかという比較や勝ち負けだけで物事を考えるのでは なく、それぞれ独自のすばらしさを見つけられるようにしてあげたいものです。この 問題の場面では、自分の絵と友達の絵のそれぞれのいいところを見つけられるように してあげることが大切です。

まず、その子本人の絵のいいところをほめてあげます。「花びらを1枚ずつ丁寧に 仕上げているね」「海の色がとてもすてきだね。ママ、この色好きだな」などのよう に具体的にほめてあげてください。同時に、子ども本人が気に入っているところはど こか聞いてあげます。

次に友達の絵のいいところを見つけて話してあげます。例えば、「○○君の絵は動 きがあっていいね」「走っている犬が本当に動き出しそうだね」のようにです。

同時に、子どもにも友達の絵を見てどう思うか聞いてあげます。そうすれば、子ど もも友達の絵のいいところを見つけて話してくれます。

子どもの絵を見て、正直なところ感心しないときもあるかも知れません。そういう ときは、全体を漠然と見るのではなく部分に注目するといいでしょう。すると、ほめ られる部分が見つかるものです。

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