- 小3の子が初めてそろばんの試験を受けます。「あ〜、緊張する」と言う子に、あなたならどんな言葉をかけますか?
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- A:問題の数字をよく見なきゃダメだよ。1つのミスで不合格になるかも知れないからね
- B:緊張するよね。でも、いつも通りにやればだいじょうぶだよ。深呼吸すると落ち着くよ
- C:がんばってね。応援してるからね
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- Aを選んだ人:×
- 親は心配のあまりこういうことを言ってしまいがちです。でも、子どもをよけい不安にさせ緊張させるだけで逆効果です。これはただ親のストレス発散に過ぎません。
- Bを選んだ人:◎
- このように、まずは「緊張する」と言う子どもに共感してあげるといいでしょう。次に、「だいじょうぶだよ」と安心させてあげて、さらに緊張を解く方法をアドバイスします。
- Cを選んだ人:◎
- 「応援しているよ」と口に出して伝えることはとても大事なことです。大事なことは何度でも口に出して伝えましょう。子どもは、自分のことを応援してくれている人がいるということを改めて認識し、それによって力が出ます。ただ、最初に共感のひと言があるとさらにいいですね。
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親がAのように言いたい気持ちはわかります。この他にも言いたいことは山のようにあるでしょう。でも、親は自分の言いたいことを優先するのではなく、子どもへの効果を考えて言葉を選ぶ必要があります。
自分の言いたいことを優先するのは、ただ自分のストレス発散を優先しているということです。この場合は、心配でたまらないというストレスを発散させているわけです。
もちろん、ストレス発散自体は大切なことです。でも、この問題の場合は子どもが親のストレスをも背負わされることになります。親のストレスは子どもにぶつけるのではなく、もっと別の方法で発散することが大切です。
大切なのは、「子どもがどう受け取るか?」「子どもにどんな影響があるか?」「それによってどんな結果が引き起こされるか?」ということを想像して言葉を選ぶことです。その想像力が思いやり力そのものなのです。
これは全ての人間関係において常に大切なことです。思ったことを思ったままに口に出すだけでは能がなさ過ぎです。それは自分のことを優先しているわけで、相手のためにならないことが多いのです。
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