診断結果弟におもちゃを貸さない兄。何と言いますか?
  • A:ゆうちゃん(弟)もそれで遊びたいって言ってるじゃない。なんで貸してあげないの!
  • B:貸してあげなさい。あなたお兄ちゃんでしょ。
  • C:しつこく言われるとイヤになるよね。
Aを選んだ人:×
お兄ちゃんの言い分を何一つ聞かないで、一方的に責める言い方です。これでは素直に聞けるはずがありません。
Bを選んだ人:×
Aと同じです。さらに、いつも「お兄ちゃんだから…」という言い方をされていると、その子は強い不公平感を感じるようになります。
Cを選んだ人:
まずは、お兄ちゃんの言い分もしっかり聞いてあげて、それに共感してあげてください。お兄ちゃんにはお兄ちゃんの言い分があるのですから。
ポイント

まずは、Cのように共感してあげてください。「うん、うん。そうだよね。お兄ちゃんのなのにね。しつこく貸して貸してって言われるとイヤだよね」という感じです。

そうすれば、お兄ちゃんは自分の言いたいことをたっぷり話せます。それによって気持ちがすっきりしますし、お母さんにも分かってもらえたということで気持ちが満たされます。

その後で、「じゃあ、ゆうちゃん(弟)はどんな気持ちでいるのかな?」と聞いてみると、「これで遊びたいんだって。貸してあげようかな」と言ってくれる可能性がグンと高まります。

十分気持ちが満たされたあとでなら、相手の立場に立って考えられるようになるからです。

ところで、親はついつい「お兄ちゃんでしょ…」「お姉ちゃんなんだから…」などと言ってしまいます。でも、これは言われる方にとっては極めて不公平で理不尽と感じられる言葉です。子どもは、「お兄ちゃんになりたいなんて頼んだ覚えはない」と思っているはずです。

このような相手を責める言い方は、どんな場合でも決して相手の心に届きません。

親力診断テストの最新号(木曜更新)がいち早く読める!
  • 教育のまぐまぐ!の登録はこちら >
  • メールアドレス:
  • 規約に同意して
あなたの親力を診断!