- 待合室で子どもが走り出したとき、どうしますか?
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- A:「ここに面白い絵本があるよ」と言ってそこに引きつける
- B:「走っちゃダメでしょっ! 静かにしてなきゃダメでしょっ!」と叱る
- C:子どもが走るのは当たり前だから止めない
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- Aを選んだ人:◎
- このように、子どもの興味の対象をうまくかえて問題を解決できる親なら子どもは幸せです。親がこういうことが大切なのだとわかっていて、 ちょっと心がけているだけで子どもへの接し方はかなり違ってきます。そして、いたずらに子どもを叱ることはなくなります。
- Bを選んだ人:×
- 言っていることは間違っていませんが、言い方が間違っています。相手を否定する言い方では相手の心に届きません。
- Cを選んだ人:×
- このような放任主義だと、子どもは社会的なルール、マナー、常識を学べなくなります。親として教えるべきことを教えましょう。ただ、そのときの言い方がとても大事なのです。
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私が「叱らないしつけが大切です」と言うと、Cのような放任主義のことだと取る人がいます。でも、それは勘違いです。
私が「叱らないしつけ」というキーワードで言いたいのはそういうことではありません。それは、感情的かつ否定的な言い方はやめてもっと穏やかに上手に伝えることが大切だということです。
Bのような叱る言い方、つまり感情的かつ否定的な言い方では、子どもは自分が否定されたことで不愉快になり素直になれなくなってしまいます。つまり、伝えたいことが子どもの心に届かないのです。
さらに、否定的に言われることが続くと子どもは自分に自信が持てなくなり、同時に親への愛情不足感も出てきてしまいます。
ですから、Aのように興味の対象をかえたり、あるいは静かにすべき理由を穏やかに話して聞かせたりすることが大切なのです。病院に入る前に話してあげるとさらにいいですね。
そして、子どもが飽きてしまうことが予想されるときは、興味の対象をたびたびかえるために、指遊び、あやとり、折り紙、絵本、間違い探し、なぞなぞ、クイズ、パズル、ゲームなどを用意しておくといいですね。
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