- 教えたばかりのことができないとき、何と言いますか?
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- A:水は土にかけなきゃダメでしょ。昨日教えたでしょ
- B:土にかければ根っこから水が吸収されるよ
- C:土にかけてあげて
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- Aを選んだ人:×
- このような否定的な言い方で言う必要などまったくありません。否定的に言われてうれしくなる人はいません。
- Bを選んだ人:◎
- 人間というものは、頭の片隅ではわかっていても、ついうっかりそれまでの習慣どおりに行動してしまうことがよくあります。Bのように言ってあげれば、「あ、そうだった」と思い出して実行できます。
- Cを選んだ人:◎
- Bと同じです。これで十分です。
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Aのように言う人は、何を言うにも「○○しなきゃダメでしょ」という言い方をします。
「帽子かぶろうね」と言えばいいところで「帽子かぶらなきゃダメでしょ」と言い、「よく噛もうね」と言えばいいところで「よく噛まなきゃダメでしょ」と言います。
このような否定的な言い方をされていい気持ちのするひとはいません。このように言われると心が閉じて素直な気持ちになれなくなります。
親は「教えたばかりなのに!」と感じてイライラするわけです。でも、こんなことでイライラしても始まりません。
おとなでも、何度言われてもできないことはあります。私も、同じことを自分に何度言い聞かせてもなかなかできないことがあります。
みなさんもあると思います。まして子どもはなおさらです。ですから、許してあげてください。子どもが忘れていることやできないことは、その都度言ってあげればいいのです。
「何度言わせるの?」などと言わないで、何度でも明るく楽しい調子で言ってあげてください。
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