- 急いでいるとき「本、見たい」という子。何と言いますか?
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- A:本好きだもんね。でも、今は無理だからごめんね。この次ね
- B:ダメダメ、勝手なこと言うんじゃありません
- C:今は無理。見ないよ
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- Aを選んだ人:◎
- 最初に子どもが本好きなことを認めてあげているのがいいですね。最初に認められているので、そのあと「でも今は無理」と言われたとき、子どもは素直に受け入れることができます。
- Bを選んだ人:×
- 「勝手なこと言うんじゃありません」という言い方は、遠回しに「あなたは勝手なことを言う子だ」と言っているのと同じです。直接言ってはいませんが、間接的にそう非難しているのです。このように非難されることが多いと、子どもは親の愛情を疑うようになります。
- Cを選んだ人:△
- Bのような非難が入っていないのはいいのですが、できたらもうひと工夫欲しいところです。
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子どもと生活する中で、このように子どもにノーと言わざるを得ない場面はいくらでもあります。
そのとき、あなたはBのように子どもを非難しながらノーと言いますか?それとも、Aのように子どもの気持ちを共感的かつ肯定的に受けとめながら言いますか?
この2つの違いは非常に大きなものです。
しかも、Bのように言う人はそれが癖になっているのでいろいろな場面で同じように言ってしまいます。その積み重ねからもたらされる結果はおそろしいくらいのものです。
Bのように言われて喜ぶ子はいません。言われる度に嫌な気持ちになりますし、積み重なれば親の愛情を疑うようになります。
反対にAのように言われれば、子どもはうれしくなります。「親に大切にされている」「愛されている」と感じられるようになります。
たとえそのときの要求が通らなくても、無理にわがままを通そうとして強行にダダをこねる必要も感じません。
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