- あなたは子どもに将来どのようになって欲しいですか?
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- A:よい学校に行ってよい仕事について欲しい
- B:自分がやりたいことを自分で見つけて実行できる人になって欲しい
- C:「生まれてきてよかった。生きてるって楽しい」と思えるようになって欲しい
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- Aを選んだ人:×
- 親が「よい学校」とか「よい仕事」というとき、それは親にとって「よい」ということに過ぎません。Aのような気持ちが強いと、親の価値観を子どもに押しつけることになります。
- Bを選んだ人:◎
- このような生き方を願う親なら、子どもに自分の価値観を押しつけることはありません。子どもは自分で人生を切り開いていけるようになります。
- Cを選んだ人:◎
- このような生き方を願う親なら、子どもに自分の価値観を押しつけることはありません。表面的なことより、本人の気持ち、やりがい、生き甲斐、充実感を優先するからです。
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子どもへの親の願いにはwhatとhowの2種類があります。whatは「何をして欲しいか」でありhowは「どのように生きて欲しいか」です。私は親はwhatを抑えてhowを優先すべきだと思います。
whatを願う度合いが強いと、子どもへの押しつけが強くなります。なぜなら、親の価値観からみて「よいもの」を選ばせたいと考えるからです。
Aはその典型ですが、それ以外にも次のような願いを押しつけるようになります。習い事はこれをして欲しい。運動はこれをして欲しい。この学校に行って欲しい。こういう仕事について欲しい。
子どもの頃から親にwhatを押しつけられて育つと、子どもは自分がやりたいことを自分で決めて実行していく喜びを味わえないまま成長することになります。
大人になってからも、その部分が弱いままになり「生まれてきてよかった。生きてるって楽しい」という実感も持てなくなりがちです。
BやCのようにhowを願う場合は、押しつけることが少なくなります。どんな習い事や運動でもいいから、本人が喜々として取り組め充実した時間を過ごして欲しいと思うからです。どの学校でもどんな仕事でも、本人が毎日楽しくて幸せであって欲しいと思うからです。
こういう親なら子どもは幸せです。そして、自分の人生を主体的に生きていく能力と自信を育てることができます。
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