- 旅行中に電車の切符をなくした子。どうしますか?
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- A:「だらしがないからなくすんだ」と叱り、見つかるまで自分で探させる
- B:「だらしがないからなくすんだ」と叱りながら一緒に探してあげる
- C:「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と安心させながら一緒に探してあげる
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- Aを選んだ人:×
- これだと、子どもはつらいですね。せっかくの楽しい旅行のはずなのに…。これはしつけでも教育でもなく、ただ親という権力・立場に甘えた思いやりのない振る舞いに過ぎません。
- Bを選んだ人:△
- 「だらしがないからなくすんだ」という言葉は、「お前はだらしがないダメな人間なんだ。いいか、わかったか?」と言い聞かせているのと同じです。子どもはよい自己イメージを持てなくなりますし、親の愛情への疑いも出てきてしまいます。
- Cを選んだ人:◎
- ぜひ、このようにしてあげてください。こういう親なら、子どもは心安らかな子ども時代を送ることができ、人を思いやれる優しい人間に育ちます。
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子どもが窮地に陥って困っているときは、まず助けて安心させてあげてください。そして、その後で、改善のための方法を一緒に考えたり教えてあげたりしてください。
相手が困っているときはまず助ける、それは人間として当然の行いです。大人同士の場合や相手がよその子の場合は、誰でもそうするはずです。
でも、わが子の場合はこれができない親がけっこういるのです。助けることができないどころか、窮地に陥っている弱い相手を責めて攻撃する親がたくさんいます。
窮地に陥っている人を攻撃するなどということは、人間として許されないことです。でも、「親だから許される」という勘違いと「これはしつけだ。教育だ」という錦の御旗があるので、このような非道な振る舞いをしてしまうのです。
親の全ての非道は「しつけ・教育」という名の下に行われます。大切なのは人間同士の「共感・許し」です。
親には、子どもを一人の人間としてリスペクトする意識が大切です。そこから人間同士の共感・許しが生まれます。
実際、子どもも一人の人間であり、親子関係も人間同士の関係なのです。
そして、親は一人の人間の一番大事な時期を預からせていただいているのです。そのことを思えば、自ずとわが子に対する言動も整ってくるはずです。
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