- 「宿題やりたくない」と言う子に、何と言いますか?
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- A:何言っているの。宿題やらなきゃダメに決まってるでしょ
- B:宿題があるんだ…。疲れてるのに大変だね。嫌になっちゃうね
- C:「泥棒が入って、やった宿題を盗まれました」って先生に言えばいいよ
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- Aを選んだ人:×
- こういう言い方をされてやる気がわいてくる子は1人もいません。それどころか、いつもこのように門前払いされていると、「親に何を言ってもムダ。どうせ叱られるだけ」と感じて、親には本音を言わなくなります。
- Bを選んだ人:◎
- まずはこのように共感してあげることが大切です。すると、子どもは自分の大変さがわかってもらえたと感じて気持ちが安らかになります。その後どうするかは「ワンポイント」をお読みください。
- Cを選んだ人:×
- これでは親が子どもにズルを教えることになります。
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子どもにとって毎日の宿題は大きな壁です。学校で勉強して、塾や習い事にも行って、さらに宿題もやらなければならないのです。愚痴の1つも言いたくなるのは当たり前のことです。
そのとき、親が門前払いするのではなく、まずはBのように共感しながら聞いてあげることが大切です。すると、子どもは自分がいかに大変かをわかってもらえたと感じて、気持ちが落ち着きます。
そうなったところで、親が「大変だけど一緒にがんばろう」とか「お母さんも手伝ってあげるから、ちょっとだけやってみよう」などと言ってみてください。「一緒に」「手伝ってあげる」「ちょっとだけ」などの言葉で、子どもの負担感はずいぶん軽くなります。
実際にこの方法を使っているお母さんがいますが、そのお話によると、やり始めて最初のうちは手伝っているけど、軌道に乗ってきたらけっこう自分でやっているそうです。その子の場合は、取りかかりの負担感が一番大きいのですね。
もちろん、勉強が不得手で自分1人では難しいという場合は、もっとずっと手伝ってあげてほしいと思います。そのときは、叱りながらではなく、触れ合いの1つの機会として楽しみながらやってください。
また、その子にとってあまりにも宿題が多すぎるとか難しすぎるなど、過重な負担になっていることもあるかも知れません。その場合は、上手に先生にお願いして、特別メニューにしてもらうようにしてください。
これは、その子に応じた指導をお願いするということであり、Cのようなズルとは全く異質なことです。
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