診断結果正直な子に育てるには??
  • A:日ごろから「ウソつきは嫌いだからね」と言い聞かせておく
  • B:日ごろから「困ったときは何でも言ってね」と言う
  • C:正直に言ってくれたときにほめる
Aを選んだ人:×
これは、子どもに「親に嫌われたらどうしよう」という恐怖心を植え付け、それをもとにしつけるやり方です。これだと、子どもは安心して心安らかに過ごすことができません。そして、自分でもわからない漠然とした不安を引きずるようになります。
Bを選んだ人:
正直な子に育つかどうかは、親に対する安心感があるかないかで決まります。「困ったときは助けてもらえる」「親は自分の身方になってくれる」と感じていれば、子どももウソを言ってごまかす必要がありません。
Cを選んだ人:
たとえば、「正直に言えたね」「正直に言う気は勇気だね(洒落)」「正直に言ってくれてありがとう」「正直に言うとすっきりするよね」というようにほめてあげましょう。
ポイント

Aについてですが、このような言い方の危険性に気がついていない人が多いようです。「ウソつき」以外にも、「そういうことをする子は嫌いだな」などの言い方をする親がときどきいます。

親の理屈としては、「『ウソつきは嫌い』『そういうことをする子は嫌い』と言っているだけで、『あなたが嫌い』とはひと言も言っていない」ということになります。

でも、それは親の側の理屈に過ぎません。言われる子どもにしてみれば、「ウソつきと思われたらどうしよう」「嫌われたらどうしよう」と心配になってきます。「もしかしたら、もう嫌われているのではないか?」と心配になるかも知れません。

これは、子どもに恐怖心を与え、それによって子どもをコントロールするやり方です。あるいは、「嫌われる」という罰で子どもを支配するやり方ともいえます。

さらに言い換えると、「親の愛情は無条件ではないよ。こういう子でないと愛してあげないよ」というメッセージを伝えて、子どもを支配するやり方です。

これでは、子どもは安心して親に心を許すことができません。常に親の眼鏡にかなう自分を、ウソつきでない自分を演じなければなりません。それが既にウソです。

親が子どもに伝えるべきなのは、「どんなあなたでも大好きだよ。常にあなたの味方だよ。ありのままのあなたでOKだよ」というメッセージです。

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