今週の親力診断テスト
- [ 問題 ]
- 日曜日の昼に、近くのコンビニに買い物に行こうとしていたら、 子供に「消しゴムが小さくなっちゃったので、買ってきて」と言われました。「はい、はい」と言って出かけましたが、うっかりしていて買ってくるのを忘れてしまいました。すると、子供に「もう、お母さんたら、私が忘れると怒るくせに…」と言われてしまいました。あなたはなんと言いますか?
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- 「ごめんね。忘れちゃった」
- 「ごめんね。忘れちゃった。でも、自分のことを人に頼んでおいて、そういうことを言ってはいけないよ」
- 「よく考えたらその消しゴムはまだ使えると思ったから、買うのをやめたんだよ」
- 「親に向かってそういうことを言ってはいけません」
- 親が素直に謝ること、それが手本になる
- 親が自分の非を認めて素直に謝れる人だと、子供もそうなります。ですから、一番いいのはAです。
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- Aを選んだ人:◎
- 自分に非があるときは、まず、きちんと謝ることが大切です。たとえ親子の間でも同じです。 この場合も、親が一度引き受けているわけですから、相手がいくら我が子でも謝るべきです。 そういう親が、子供に尊敬されるのです。そして、子供もそれを見習うようになるのです。
- Bを選んだ人:×
- 謝ってはみたものの、子供相手だと、ついつい、このような余分なことを言ってしまうものです。「自分のことを人に頼んでおいて、そういうことを言ってはいけないよ」という理屈自体は、正論です。ですが、この場合、一度引き受けておきながら忘れてしまった親が言っても説得力はゼロです。子供の方は、「自分が買うのを忘れたくせに、それをごまかすためにお説教を始めた」と取るに決まっていますから。これは、子供が最も嫌がる大人の態度の1つです。
- Cを選んだ人:×
- 親の言い訳だということが、どんなに小さな子にも分かります。ちゃんと買ってきて、 「買ってきたけど、その消しゴムはまだ使えるから、これはもう少しとっておこう」と言うなら、話は別ですが。
- Dを選んだ人:×
- いつも子供が忘れたときに怒っているから、こういうことを言われるのです。それに対して、「親に向かってそういうことを言ってはいけません」などと言えば、また、いつか同じような言葉が返ってくるのです。子供も、自分に非があっても謝らないようになります。 子供は、親の態度を必ず真似するものなのです。
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子供は、親の姿をよく見ています。親の言うことは聞きませんが、することは真似します。 口でいくら言っても、効き目はありません。子供には、理屈より手本が大切なのです。
この選択肢の中のBは、大人がやりがちなことです。言っていること自体は正論でも、これをここで言うことは間違いです。この正論は、子供の心に全く届きません。それどころか、言うべきではないことを言ってしまったことで、子供の心の中でその親への評価が確実に1つ下がるのです。
謝るべき時には、子供にもきちんと謝る。そういう筋の通った親が、子供に尊敬されるのです。 子供のしつけには、親が筋の通った生き方をしていることがとても大切なのです。
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