今週の親力診断テスト

[ 問題 ]
小学1年生の我が子と電車に乗ったら、とても喜びました。だんだんはしゃぎだして、 電車の中を走り出してしまいました。電車の中には、他のお客さんもいます。あなたは子供に何と言いますか?
  • 静かに座っていなさい。おじさんに叱られるよ
  • 静かに座っていなさい。みんなが迷惑するよ
  • 静かに座っていなさい。転んでけがをするよ
  • 静かに座っていなさい。もう連れてこないよ
診断結果 筋の通った教え方で社会的なマナーを教えよう
筋の通った教え方をすることで、初めて、子供は社会的なマナーを身に付けることができるのです。ですから、一番いいのはBです。
Aを選んだ人:×
この言い方だと、手っ取り早く子供を静かにさせることができます。 そこで、かなり多くの親がこういう言い方をいろいろな場面でしています。 でも、これだと、叱られなければやってもいいと子供に教えているようなものです。
Bを選んだ人:
電車の中で走り回ってはいけないのは、他の人に迷惑だからです。そのことを、子供に言って聞かせることが大切です。なぜなら、子供はその事実を知らないからです。このような社会的なマナーの多くは、大人には常識でも子供には必ずしもそうではないのです。ですから、その都度しっかり教えることが大切なのです。しかも、正しい、筋の通った教え方が大切なのです。
Cを選んだ人:×
電車の中で走り回ってはいけないのは、転んでけがをする危険があるからではありません。でも、手っ取り早い効果を期待して、いろいろな場面でこのような筋違いのことを言う大人は少なくありません。場当たり的に筋違いの理由を挙げて教えていると、子供はいろいろな場面で適切な判断ができなくなります。
Dを選んだ人:×
これも、手っ取り早い効果をねらって、親がよく使う言い方です。 その場さえ何とかなればいいという感じの、ただの脅しです。 このような一時凌ぎの場当たり的な言い方を繰り返していると、子供はだんだん言うことを聞かなくなります。
ポイント

子供に対して何かを教えるときは、筋を通した教え方が大切です。 それは、物事の原理原則を押さえて教えるということです。

A、C、Dのような言い方は、この場合、まったく筋が通っていません。 それは、少し冷静になって考えれば、誰にでも分かるはずです。 それなのに、いざ子供に向かって言うときには、このような言い方をしてしまう親がかなりいるようです。

その理由は何でしょうか?それは、その場を手っ取り早く何とかしようとか、または、 その場さえ何とかなればいいという気持ちがあるからではないでしょうか? もう1つは、どうせ子供だから適当な理由でいいという気持ちも心の中にあるからではないでしょうか?

でも、それは、結局子供のためにはならないのです。遠回りのようでも、 物事の原理原則を押さえて、筋の通った教え方をすることが大切です。 その1つ1つの積み重ねが、子供に物事の正しいあり方を教えてくれるのです。

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