今週の親力診断テスト
- [ 問題 ]
- Aさんが読んだ本に、親子で旅行するとき地図帳を持って行くといいと書いてありました。電車に乗りながら、渡った川や止まった駅を確認すると地理の楽勉になるというわけです。そこで、早速、2年生の我が子と旅行するときにやってみました。ところが、子供は全く興味を示しません。「今渡った川は大井川だよ」と言いながら地図を見せても、「ふうん」とうるさそうに言うだけです。 あなたの行動は、次のどれに近いですか?
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- 「4年生で地図の勉強をするときに慌てても、遅いよ」と言って、地図帳をしまう
- 「4年生で地図の勉強をするから、今から慣れておく方がいいんだよ」と言って、続ける
- 地図帳で楽勉させるのは諦めて、地図帳をしまう
- 子供に見せるのはやめて、親だけで地図帳を楽しむ
- 無理にやっては楽勉ではない
- 楽勉と思って与えたものに子供が興味を持たないときは、無理にやってはいけません。 ですから、一番いいのはCとDです。
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- Aを選んだ人:×
- このような捨て台詞を言ってみても、誰のためにもなりません。楽しい旅行に水を差すだけです。 地図帳に対して嫌な印象を与えることもあり得ます。
- Bを選んだ人:△
- 楽勉とは、そもそも、生活や遊びの中で楽しみながら行うものです。 楽しんでいる内にいつの間にか力が付いている、というのが楽勉なのです。 楽しめないなら、それはもう楽勉ではありません。この場合に無理強いすると、 地図が嫌いになることも考えられます。
- Cを選んだ人:◎
- 子供が楽しめないなら、無理強いして続けない方がいいでしょう。 そういう場合は、あっさり引っ込めるのも大切です。他人の情報や自分の思いを最優先して、 子供に無理強いしても、効果はありません。
- Dを選んだ人:◎
- 親が自分で地図帳を楽しんでいる姿を見せるのは、とてもいいことです。子供が今興味を持たなくても、 「地図帳って楽しいらしい」ということは感じるかも知れません。そうすれば、もう少し大きくなってから、 自分でやりだすことは大いにあり得ます。
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親子で旅行するとき、地図帳を持って行くのはとてもいいことです。 電車に乗りながら渡った川や止まった駅を確認すると地理の楽勉になる、というのも本当です。 4年生になって地図の勉強をやる前に、少しでも慣れておけば有利だというのも本当です。
でも、それは、子供が興味を持って楽しんでやれることが絶対条件です。 4年生で正式な勉強として出てきたら、当然やらなければなりません。 でも、それ以前に楽勉としてやるときに、無理強いする必要などありません。それは、むしろ逆効果です。
誰かがいいと言ったとか、本にいいと書いてあったなどといっても、 それが必ずどの子にもいいとは限りません。実際の子供は、それぞれ、 発達段階も興味の方向も違っているからです。それを受け入れる素地がないところで、 無理矢理やっても効果はありません。
人が言ったことや本に書いてある情報を最優先して、 我が子の発達段階や興味の方向を無視してしまう親がときどきいます。 我が子をよく見ることが大切です。そうすれば、必要なことは我が子が教えてくれるはずです。 ときには、我が子こそが、一番の情報源なのです。
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