今週の親力診断テスト

[ 問題 ]
子供が学校から帰ってきて、すぐ、授業中に騒いで叱られた話を自分からしてくれました。 あなたの行動は、次のどれに近いですか?
  • 授業中は集中して勉強しなさいと叱る
  • 授業中に騒いではいけない理由を話してやる
  • 正直に話してくれてうれしいよ、と言ってやる
  • 自分が子供のころ叱られた思い出を話してやる
診断結果 話してよかった、という気持ちにしてやることが大切
嫌なことも話してよかった、という気持ちにしてやることが大切です。一番いいのはCとDです。
Aを選んだ人:×
正直に話したら叱られるということが分かれば、子供はだんだんそういう話をしなくなります。幼稚園や保育園の子でも、それくらいの知恵はあります。この場合、帰ってすぐ自分から叱られた話をしたということは、もう既に十分反省をしているのです。その気持ちを大切にしてやってほしいと思います。
Bを選んだ人:
授業中に騒いではいけない理由も、もう分かっているはずです。
Cを選んだ人:
このように言ってやると、子供は「話してよかった」と思います。いやな話を受容的に聞いてもらうことで、子供は心の荷物を下ろし、気持ちが晴れるのです。そして、その後もいろいろなことを安心して話すことができるようになるのです。このようなことの積み重ねによって、親子の心の結びつきが深まっていくのです。
Dを選んだ人:
親も子供のころ同じように叱られたことがあるという話をしてやると、子供はとてもうれしくなります。なぜなら、お父さんやお母さんもそうだったのかということで、安心するからです。さらに、それが親への親近感を深め、さらには、親子の心の結びつきを深めるのに役立ちます。
ポイント

小さいときは何でも話してくれたのに、だんだん我が子が話をしなくなってきた、と悩んでいる親は多いと思います。 特に、思春期にある子はその傾向が著しいと思います。

それは、ある意味、成長に伴う自然なものでもあります。この場合は、思春期が終われば、 また、話をするようになるものです。

でも、そればかりではないこともあります。場合によっては、 小さいときから“正直に話すと叱られる”という経験を積み重ねてきた結果、そうなってしまったということもあるのです。 そういう子は、親や大人への不信感が積もっていて、心を開くことができないのです。

このような場合は、思春期が終わっても、なかなか話をするようにはならないものです。 もっとよほど年月が経って、自分や親を客観的に見られるようになれば、変わるかも知れませんが。

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