今週の親力診断テスト
- [ 問題 ]
- 小学1年生の我が子が、学校の生活科で捕まえた虫を家に持ち帰ってきました。 そして、家で飼いたいと言い出しました。都市部の団地住まいで、今まで虫など飼ったことのない子なので、 世話ができるか心配です。あなたは、どうしますか?
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- 親が手伝いながら、一緒に飼う
- 世話は子供に任せる。親は手を出さない
- 世話は無理そうなので、親子で草原に逃がしてやる
- 子供がいないときに逃がしてやる。子供には、「逃げちゃったよ」と言う
- 親子で虫を育ててみましょう
- 虫を育てるのは貴重な体験です。そのためには、親のリードが必要です。一番いいのはAです。
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- Aを選んだ人:◎
- 親子で共に虫を飼うのは、とてもいい経験になります。子供はやり方を知らないので、 親が少しずつ教えてやってください。そのうちに、だんだんできるようになっていきます。 また、虫の世話という共同作業をすることで、親子の触れ合いも深まります。
- Bを選んだ人:×
- 虫を飼ったことのない子に全て任せておくと、虫は一日で全滅してしまいます。 虫もかわいそうですし、子供にも苦手意識が残ります。このような体験で、 「虫は苦手」と思いこんでしまう子もたくさんいます。これは、とても残念なことです。
- Cを選んだ人:×
- 私は、虫を育てるという経験をどの子にもぜひさせてやってほしいと思います。 そこから、生き物や自然への興味と関心が育つのです。また、理科の勉強への意欲も育つのです。
- Dを選んだ人:×
- Cと同じです。
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虫を飼った経験がない子にとって、虫の世話をするのはなかなか難しいことです。 どんな餌をやればいいのかもよく分からないし、湿り気の与え方などの環境整備も難しいものです。 ですから、せっかく最初はやる気があっても、飼い続けるのは難しいのです。
でも、それで終わってしまっては、虫への苦手意識だけが残ることになってしまいます。おまけに、そのことで親に叱られでもすれば、なおさらです。そうではなく、 私は、親が一緒に飼うつもりでがんばってみてくださいと言いたいのです。経験が少ない子の場合、親がリードするくらいでないと、実際はうまくいかないのです。
親がリードしながらでも、がんばって飼い続けていると、だんだん子供も興味を持ってくるものです。 そして、やり方も分かってきます。かわいく感じるようにもなってきます。 そのようにして、だんだん子供ができる部分を増やしてやるといいと思います。
そして、一定の期間飼い続けることができると、子供にはとてもいい経験になります。 実際に自分の手で生き物の世話をし続けるという経験は、得難いものです。 教科書や図鑑だけで勉強をして知識を詰め込んだのとは、わけが違いますから。
現代の子は、放っておくと、虫を飼うという経験をしないままで大きくなってしまいます。 特に、都市部の子はそうなる可能性がとても高いのです。これは、憂慮すべき事態です。
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