今週の親力診断テスト
- [ 問題 ]
- 小学3年生の子が好き嫌いがとても多いので、困っています。特ににんじんが嫌いで、学校の給食でも残しているようです。あなたなら、どうしますか?
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- 食卓に出たにんじんを一人前全部食べ終わらないうちは、席を立たせない
- 食べられないのは仕方がないから、他の物で栄養を取るようにさせる
- 料理方法を工夫する
- 子供と一緒に、にんじんを育ててみる
- 好き嫌いをなくすための王道は、料理方法の工夫
- 料理方法を工夫して、自然に食べられるようにすることが大切です。一番いいのはCです。
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- Aを選んだ人:×
- このように苦手な物をむりやり食べさせると、食べること自体が苦痛になることもあり得ます。精神的なトラウマになることもあります。
- Bを選んだ人:×
- このように最初から諦めてしまっていては、いつまでたっても食べられるようにはなりません。健康に育っていくためには、好き嫌いをなくしていくことはとても大切です。そのためにがんばれるのは、親しかいないのです。
- Cを選んだ人:◎
- 料理方法を工夫することで無理なく自然に食べられるようにするというのが、好き嫌いをなくすための王道です。見た目もおいしく、そして実際においしい料理に仕上がっていれば、苦手な物でもだんだん食べるようになっていくものです。ぜひ、親の愛情と力を発揮してほしいところです。
- Dを選んだ人:○
- この方法は、ときに意外な効果を発揮することがあります。学校では、よくミニトマトを栽培しますが、それまでミニトマトが苦手だった子も自分が一生懸命育てたミニトマトはおいしいと言って食べることがよくあります。にんじんでも、同じことが期待できます。ベビーキャロットという種類なら、プランターなどで手軽に栽培できます。
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苦手な物を食べられるようにするための料理方法の工夫には、2つのやり方があります。1つは、苦手な食材が入っていることが分からないように作る方法です。もう1つは、それが入っていると分かっていても食べられるように、見た目や味の工夫をして作る方法です。
段階としては、前者から始めるのがいいと思います。それでも、だんだん子供は気が付いてくるかもしれません。でも、気が付いてはいても、あからさまに「にんじんだ!」という感じがしなければ食べられるということもあります。「もしかしたらにんじんかも・・・」と思いつつも、なんとか食べられるという場合もあるのです。おいしければ、食べるのです。
そして、少しずつ、後者も取り入れていくといいと思います。この場合は、まず、何といっても、見た目がおいしそうに見えることが大切です。そして、もちろん、実際に食べてみておいしいことはさらに大切です。
いずれにしても、親には努力と工夫が必要です。でも、我が子のために、ぜひ、がんばってください。
といっても、全部自分で考える必要はないのです。本やインターネットに、そのような情報はあふれています。ちょっとその気にさえなれば、簡単で効果のある料理方法を見つけることは、それほど難しいことではありません。
「好き嫌い」「子供」「レシピ」「料理」「野菜」「にんじん」などというキーワードをいくつか選んで検索すれば、たちどころに情報が見つかります。
自分の工夫した料理で子供の好き嫌いをなくしてやる!これほど親としてすばらしいことが、またとあるでしょうか?みなさんの健闘を祈ります。
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