今週の親力診断テスト
- [ 問題 ]
- 我が子が中学受験を控えて、猛勉強中です。いよいよ受験の日が2週間後に迫ってきました。受験直前の我が子に、親のあなたはどんな話をしてやりますか?
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- 「志望校に合格するとしないでは、どれだけ人生が変わってくるか」という話をする
- 「志望校に合格することだけが人生の全てではない」という話もそれとなくしておく
- 「試験の合格と不合格は実力で決まる」という話をする
- 「大丈夫、大丈夫、がんばってきたんだから絶対に受かるよ」と言ってやる
- 中学受験では、プレッシャーを与え過ぎると逆効果
- 受験直前は、子供の気持ちを軽くしてやることがことがとても大切です。それと、落ちたときのために、心の準備をしておくことも必要です。一番いいのはBとDです。
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- Aを選んだ人:△
- 受験勉強を始めた頃や一生懸命に勉強している頃は、モチベーションを高めるためにAのような話もある程度は必要かもしれません。でも、同じような話を受験直前になってもしていてはいけません。子供にプレッシャーを与え過ぎることになるからです。
- Bを選んだ人:◎
- このような話をしてやることで、子供の心は少し軽くなります。それと、落ちたときの心の準備にもなります。受験に際しては、落ちた場合の話をするのをはばかる傾向がありますが、私はそれはよくないと思います。なぜなら、受験する以上は、落ちる可能性も必ずあるからです。
- Cを選んだ人:△
- 親は子供に勉強させたいのでこのような話をしがちですが、これは、一種のおどしです。家で親がこういうことばかり言っていると、子供に過度のプレッシャーを与えることになります。
- Dを選んだ人:◎
- このようなプラスイメージの言い方で、理屈抜きに明るく励ましてやることも大切です。それによって、不安な心が安らぎ、リラックスすることができるのです。これは、Bと矛盾するようですが、そうではありません。頭の片隅には「合格だけが人生の全てではない」ということを意識させつつ、同時に「大丈夫、合格する」というプラスイメージを持たせていくことが大切です。この両方が同時に必要なのです。
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性格にもよりますが、受験直前になると、子供たちの多くは過度の緊張感に襲われます。それで心身が不調になり、実力を発揮できなくなる子もたくさんいます。ですから、まず、子供の気持ちを軽くしてやることが一番に大切です。
受験直前にAのようなことばかりを強調していると、子供はますます緊張してしまいます。それに、このような話ばかりしていると、落ちたときのショックが大きくなります。志望校以外の学校に進学した後も、ずっと尾を引くことになりかねません。そして、いつまでも気持ちを切り替えられなくて、中学生活を楽しめなくなってしまうこともあり得ます。
ですから、ときには、「志望校に合格することだけが全てではない」という話をしてやることも必要なのです。なぜなら、受験する以上は落ちる可能性があるからです。ですから、落ちたときに備えて心の準備をしておくことは、絶対に必要です。
私は、このようなとき、塞翁が馬の話をしてやりました。人間にとって何が幸いか分からないという話です。手近なところだと、テレビ番組の「いつみても波瀾万丈」もいいかも知れません。でも、なんといっても、親自身の経験を話してやるのが一番でしょう。
中には、親自身が、志望校に合格することが人生の全てという気持ちになってしまっている場合もあります。これでは、親の務めは果たせません。広い視野に立って、長い目で子供を導いて欲しいと思います。
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