今週の親力診断テスト
- [ 問題 ]
- 小学2年生の我が子と本屋にいたら、同じクラスの子とそのお母さんに会いました。そのお母さんはこう言いました。「小学校では、4年生から国語辞典を使って勉強するんだって。2年生くらいから買ってやって、使わせておくといいらしいよ」。それを聞いて、我が子も「おもしろそう。私にも買って」と言いました。あなたならどうしますか?
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- 低学年用の国語辞典を買ってやる
- 高学年用の国語辞典を買ってやる
- 大人用の国語辞典を買ってやる
- 4年生まで待って、学校が指示した国語辞典を買う
- 子供のレベルに合った国語辞典が、子供を伸ばす
- 国語辞典を好きにしてやるには、自分のレベルに合ったものを持たせることが大切です。一番いいのはAです。
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- Aを選んだ人:◎
- いろいろな言葉を国語辞典で調べる勉強は、4年生の勉強の中でも一番、子供たちが喜ぶ勉強の1つです。そして、それは低学年の子にとっても同じように楽しいものなのです。でも、この勉強が楽しくなるためには1つの条件があります。それは、その子が使いこなせる国語辞典を持たせるということです。
- Bを選んだ人:△
- 「小学校で2冊も国語辞典を買うのはもったいないから、少し難しくても6年生まで使えるものにしよう」と考える親が結構います。でも、これでは、国語辞典で調べる楽しさを味わうことはできません。せっかく調べた言葉が難しい漢字や言葉で説明してあったのでは、読むこともできませんし、意味も分かりません。これでは、楽しむどころか、国語辞典が嫌いになってしまう可能性すらあります。
- Cを選んだ人:×
- 国語辞典が大嫌いになる可能性が大きいといえます。
- Dを選んだ人:×
- せっかくの機会ですし、子供もその気になっているのですから、ぜひ買ってやって欲しいところです。その子に合ったレベルのものを買ってやって、親子で楽しみながらいろいろな言葉を調べてみるといいと思います。なにごとも、それが勉強になる前に、遊び感覚で楽しむことが大切です。なにも、4年生まで待つ必要などないのです。
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実際には、小学生用の国語辞典は、低学年用と高学年用というようにはっきり分かれてはいません。私が知る限り、どの出版社のものも、低学年用とか高学年用などと明示してはありません。
でも、中を開いて比べてみれば、それぞれにかなり違いがあることが分かります。例えば、一番先に目に付くのは、活字の大きさです。活字が小さいと、それだけで、低学年の子供たちには抵抗が大きくなります。
もう1つ、とても大切なことは、言葉の意味の説明や用例の文章に振り仮名が付いているかどうかということです。これは、実は、とても大きなポイントです。全部に付いているもの、例えば3年以上で習う漢字には付いているというもの、あまり付いていないものなど、様々です。低学年の子供が使うには、全部に振り仮名が付いているものでなければなりません。
もう1つ、言葉の意味の説明や用例の文章の難易度も大切です。これを知るには、1つの言葉をいろいろな辞典で調べて比べてみるといいでしょう。
最後に、振り仮名のことでもう1つ言いたいことがあります。これは、低学年用か高学年用かを見分けるためのポイントではありませんが、国語辞典を選ぶときに大切なことです。それは、振り仮名の付いている位置がどこかということです。振り仮名の付いている位置には2種類あります。漢字の右側に付いているものと、漢字の下に付いているものです。前者が読みやすくて、後者は読みにくいのです。
実際に、2つの付け方の辞典を見比べてみれば、圧倒的に前者の方が読みやすいことが分かると思います。後者だと、目がうまく文章を追えなくて読みにくいのです。これは、出版社の方々もあまり意識されていないようですが、読みやすさを決める大きなポイントなのです。
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