今週の親力診断テスト

[ 問題 ]
小学3年生の子の爪噛みが直りません。あなたなら、どうしますか?
  • 子供が心安らかな気持ちで生活できるようにしてやる
  • 爪噛みを見つけたら厳しく注意する。ときには叩いてもやめさせる
  • 家でも学校でも見つけ次第注意して見逃さないようにする。そのため、先生にも頼んでおく
  • 子供のいいところをほめて、自信を持って明るく生活できるようにしてやる
診断結果 爪噛みには、心を満たしてやることが最優先
爪噛みの原因であるストレスをなくして、自分に自信が持てるようにしてやることが大切です。一番いいのはAとDです。
Aを選んだ人:
爪噛みの原因は、多くの場合ストレスによるものです。親が厳しすぎて子供が不安や緊張を感じている場合、親子の触れ合いが少なすぎて子供の心に満たされないものがある場合などに起こりやすいのです。また、この他にも、何らかの原因で子供が不安や緊張、不満などを感じていることも考えられます。これらを取り除いてやることが一番大切です。
Bを選んだ人:×
爪噛みをやめさせようとして厳しく注意したり叩いたりするのは、逆効果です。よけいにひどくなるのが落ちです。
Cを選んだ人:×
私もある親から頼まれたことがあります。その親は、見つけ次第注意して、見逃さないようにすれば直ると思っていたようです。
Dを選んだ人:
神経質な子や自分に自信が持てない子も爪噛みをしがちです。いろいろな面でたくさんほめてやることが大切です。その子が楽しんでやっていることや好きなことを、どんどんやらせてやってください。そして、それをほめてやって自分に自信を持てるようにしてやってください。
ポイント

爪噛みは精神的なストレスによって起こるものですから、まず、その原因を取り除いてやることが最優先です。厳しすぎるしつけ、触れ合いの不足、親の過干渉と放任などが考えられます。また、親の不仲、家族内人間関係の葛藤などもあります。さらには、それ以外の原因によるストレスも考えられます。

親としては、その原因がどこにあるかを見つけて、それを改善することが一番に必要です。また、あまりひどい場合や原因がつかめない場合などには、専門家に相談するのもいいと思います。

そのようなことをしないで、厳しく注意したり叩いたりするだけでは、よけいにひどくなるばかりです。たとえ爪噛みが直ったとしても、チック、歯ぎしり、指しゃぶりなどが出てくることもあります。

ところで、子供のストレスは爪噛み以外にも様々な形を取って現れます。チック、指しゃぶり、歯ぎしり、指の皮むき、過度の鼻堀り、過度の深爪なども根は同じです。いずれの場合も、大切なのは、子供が安らかな気持ちで生活できるようにしてやることです。

最後に1つ。少しくらいの現れなら自然に治ることもありますので、気にしすぎない方がいい場合もあります。親が慌てすぎて、それがかえって子供のストレスになるということもあります。

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