今週の親力診断テスト

[ 問題 ]
日曜日の夕方は、いつも父子2人で散歩をすることにしています。いつも仕事で忙しいのですが、このときばかりはゆっくり子どもと過ごすことができます。あなたがこのお父さんなら、次の中のどのような状態になりそうですか?
  • ヘッドホンで好きな音楽を聴きながら歩く
  • 子どもにたくさん話をさせ、自分は聞き役になる
  • 子どもにたくさん話をさせ、自分もまたたくさん話す
  • 自分の方がたくさん話し、子どもは聞き役になる
診断結果親も自分のことを大いに語ろう
親も自分のことを大いに語ることが大切です。一番いいのは、Cです。
Aを選んだ人:×
これではせっかくの父子の時間が無駄になってしまいます。ただ物理的に近くにいるだけでは、触れ合いの時間にはなりません。
Bを選んだ人:
子どもは、話すことで心にたまっていたものを吐き出すことができます。それで、心が軽くなりますし、自分を振り返ることもできます。また、自分を表現する楽しさを味わい、その力をつけることもできます。また、子どもは自分の話を聞いてくれる人に心を開くようになります。お父さんが話を一生懸命聞いてくれれば、お父さんのことが大好きになります。でも、実はこれだけでは、少し足りないものもあります。
Cを選んだ人:
これが一番いいのです。子どもにたくさん話させると同時に、お父さんも大いに話してほしいと思います。それでこそ、お互いの理解が進むのです。親の話を聞くことで、子どもは親の人間性を理解したり親しみを持ったりするのです。
Dを選んだ人:×
親の話も大切とはいっても、子どもの話をもっとたくさん聞いてやってほしいところです。
ポイント

私は、親も大いに語ってほしいといつも思っています。でも、誤解してほしくないのですが、必要なのはお説教ではなく語りです。

たとえば、自分が子どものころのことをたくさん話してやるといいと思います。けんかした話や叱られた話を聞けば、子どもは大いに共感してくれます。何かをがんばった話や失敗した話を聞けば、子どもは親の人間性を肌で感じます。

自分の今の仕事の話もぜひしてやってほしいと思います。今がんばっていることや困っていることなどを、話してやってください。それも、また、親の生き様や人間性への理解を深めさせます。それによって、より一層の親しみを感じるようになるのです。

また、仕事の話をしてやることは、健全な職業教育という面でもとても役に立ちます。親の仕事をより深く理解させることは、働くということの1つのモデルを示すことです。

そのようなモデルを見せることで、社会で働くことに対する健全な価値観を養うことができるのです。それが、ひいてはニートの予防にもつながっていくのです。

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